ある子供会で催された「ポケモンGOの旅」に、「この上なく正しいポケモンGOの使い方」と、称賛の声が挙がっています。イベントのあらましは、妹さんがスタッフとして参加したという、なかった崎タンクオヤカタさん(@kyo_tank)がTwitterで紹介。7000回以上リツイートされるほど注目を集めました。
妹さんがジムリーダーと知り、子どもたちが団結して立ち向かうというアツい展開もあったそうです
自治会で、ポケモンGOについて「外に出るいい機会をくれる」とポジティブな意見がまとまったことから企画はスタート。地域の子どもと大人が一緒に、ポケモンGOを楽しみつつ歩く試みが、子供会の行事としてなされました。基本は中学生以下の子どもが保護者とともに参加。投稿者の妹さんのように、高校生以上の大人もスタッフとして参加できたそうです。
歩くコースは子どもたち主導で決めたとのこと。選定の際にはポケストップなどの場所を考慮するので、地図を読む勉強に。また、ネットの参照も許可されているため、情報の取捨選択も学べると、投稿者は指摘しています。
ほかにも、目上の人と接する機会ができたり、情報収集のうまさや仲間を盛り上げる力など個性を生かせたりと、子どもたちにプラスとなる効果が多く見られたというこのイベント。子どもにも大人にも大好評で、もう一度開催してほしいとの要望が多数挙がったそうです。
団結して事に臨むのは、親や教師よりも友人関係を重視する、ギャングエイジの子どもたちにとって適切な行動とも
編集部は投稿者に取材し、イベントの詳細をうかがいました。まず、催されたのは近畿地方のある地域で、周囲はポケストップが豊富だそうです。
参加した子どもは15人。帯同した大人たちを含め、約30人の団体となりました。スマートフォンを持っていない子どもについては、保護者のスマホを借りるか、操作に制限をかけた状態でスタッフの端末を貸し出したとのこと。

ポケモンGOのプレイで問題視されがちな歩きスマホについても、対策がきちんと講じられていたそうです。子どもたちは3〜4人の班に分かれ、それぞれに大人が引率として同行。操作の際には足を止め、ほかの通行人をじゃましないよう端に寄るなど、指導を徹底していたとのこと。
ルール指導の際には「これがカッコいいポケモントレーナーだ!」「○○すると捕まえにくいポケモンがゲットしやすくなる」など、子どもたちと同じ目線に立った言葉による誘導も。大人たちがきちんとゲームについて理解していたからこそ、成功を収めたイベントといえるでしょう。

(沓澤真二)
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