今日もタイムラインにさまざまなプロモ(広告)ツイートが流れてくるTwitter。10月18日ごろ「Twitterの広告に不快なものが多い」と指摘するプロモツイートが流れ、注目を集めました。Twitterの広告機能を使って機能そのものに意見するやり口がスマート!

流れてきたプロモツイート。広告期間は終了して現在は消えています(画像提供:@sage_2dxさん)
Twitterでは企業でなくても個人アカウントから一定の広告料を払えば、自分のツイートをプロモーションすることができます。その際はTwitter社の事前確認を介さないなど自由度が高い反面、社会的秩序に反したプロモツイートが利用者に表示されてしまうことも。9月末にはユーザーから「わいせつな広告が増えた」という指摘が相次ぎ、Twitter社の運営に疑問を呈する声が多く発生しました(関連記事)。
こうした流れのなか10月16日、一般ユーザーのさげさん(@sage_2dx)は「ツイッターの広告不快なやつが多いから全部非表示にできるようにしてほしい」という文面のプロモツイートを投稿。広告料は500円に設定しました。
18日にあるユーザーがそれを発見し、スクリーンショットを撮って「『ついったーの広告が不快だ』という広告が流れてきた」とツイートしたところ、1日で1万回以上リツイートされ話題に(該当ツイートは削除済み)。「不快な広告を表示させなくする正しい課金方法かもしれませんね」「いいわぁこの流れ、最高」とユニークな手口を評価する声が寄せられました。逆手に取るとはまさにこのこと。
さっきの広告ちゃんと出た? と確認したツイートも大きく話題に
プロモツイートそのもののインプレッションは1000程度だったそうですが、後から投稿した「ツイッターに金払ってプロモツイート流してみたんだけど誰か僕のツイート出てきた?」といった関連ツイートは7000回以上リツイートされるなど、今回の取り組みをきっかけにアカウント自体はかなり注目を浴びたようです。
発想の勝利
広告機能そのものの批判も広告に出せてしまえるのは、Twitterで個人ユーザーがさまざまな形の広告を編み出せる自由度の高さも示しています。機能の良し悪しを浮き彫りにする、ユニークなプロモツイートでした。
なお9月の「わいせつな広告が増えた」という件については、個人のプロモツイートが不適切な場合、Twitter社が自動審査の後から広告主に変更をお願いしたり止めたりしています。広報部も「ユーザーが報告しやすいようUIを変更したり、報告を受けてから調査を迅速に行えるよう社内の仕組みを見直したりしている」と答えていたので、引き続きサービスの改善を待ち望みたいところです。


「エロ広告」とつぶやいているデータの、9月末と10月末の比較。Twitter社が対応したためか、かなり減ったようです
(黒木貴啓)
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