韓国のお手洗いのシャワートイレ(洗浄機能付き便座)には「ENEMA」と書かれたボタンがあり、それは「浣腸機能」なのではないか、という説がここ数年ネット上で話題になっています。うわさは本当なのか、メーカーに取材しました。

話題になっているのは、トイレやお風呂などの設備を製造するAmerican standardが展開しているシャワートイレ機能付きトイレのリモコン。私たちにもなじみがあるシャワートイレのイラストが描かれたボタンのほかに、お尻に勢いよく水が注入されているようなイラストのボタンがあります。そのボタンの名は「ENEMA」。和訳するとズバリ「浣腸」です。

これを見た一部の旅行者らが「浣腸機能なのか」「(ボタンのデザインを見ると)水圧が怖くてボタンが押せない」とSNSなどに投稿。ネット上でさまざまな臆測を呼んでいました。編集部はAmerican standardと同じグループのLIXIL・広報部に取材を申し込みました。
「ENEMAボタン」の正体は
――ネット上で「ENEMAボタン」が話題になっています
広報部:はい、私どもでも確認させて頂いています。
――ズバリ「ENEMA」ボタンとは何なのでしょうか
広報部:確認したところ、あれは通常のお尻洗浄機能よりも水圧が強い洗浄を表したボタンです。
――いわゆる「浣腸機能」ではないということですか
広報部:はい、あくまでもお尻の表面の洗浄をしていただくためのものです。
――ということは日本でいう「パワフル洗浄」に近いということでしょうか
広報部:そうですね。それに近い機能と考えていただければと思います。
――ではなぜお尻に水が注入されているようなデザインのボタンなのでしょうか
広報部:ネット上で話題になっている製品の多くは、韓国をはじめとするアジア地区で販売されている商品です。日本では家庭にシャワートイレを設置している人の割合は、8割程度と国の調査でも言われています。これはデジタルカメラの普及率よりも高い数値だそうです。しかしアジア圏ではシャワートイレ自体にそこまでの知名度がありませんので、「通常のシャワートイレよりも水圧が強い」ということを表現するためにあのようなデザインや表記になったのだと思われます。
――なるほど、日本発売モデルには「ENEMA」ボタンはついていないのでしょうか
広報部:LIXILが発売している日本モデルには、ついていません。

またシャワートイレの機能が当たり前の日本人から見る「ENEMAボタン」のイメージと、そうではない海外の人からみるボタンのイメージは異なるという意見もネットでは寄せられていました。
それにしてもやっぱり気になるのは「ENEMAボタン」の水圧。アジア圏へ旅行する際、気になる方は試してみてはどうでしょうか。
※当初、ウォシュレットと表現していましたが、TOTOの商標であるためシャワートイレに修正いたしました。
(Kikka)
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