Amazon.comが、レジでの会計も行列に伴う待ち時間もない実店舗「Amazon Go」を発表しました。ざっくり言うと、店から商品を持って出るだけで買い物が終了する仕組み。なんだか万引きしたみたいですが、正当な購入として決済されます。


Amazon Go
Amazon Go

実演によるコンセプトの解説

 コンピュータビジョンやディープラーニングなどの技術を採用。まず買い物客は専用アプリを起動し、スマートフォンを自動改札のようなゲートにかざして入店します。


入店
入店
アプリ画面の二次元コードをかざして入店

 店内で商品を棚から手に取ると、自動的にアプリの仮想カートへ登録されます。そのままゲートを通り退店すると、購入が成立。アプリにレシートが送られ、代金はAmazonアカウントへ請求されます。慣れないと無断で商品を持ち去るようで不安になりそうですが、セルフレジのような作業も不要で、スムーズに買い物を済ませられるのは便利。


入手
手に取ったカップケーキが仮想カートに登録

戻し
棚に戻すと、自動的にカートから削除される。ふしぎ!

退店
ゲートを通り退店した時点で購入が成立

レシート
代金はAmazonアカウントへ請求され、後日クレジットカードなどで支払うことになる

 Amazon Goは、Amazonの本拠地シアトルで試験営業を実施中。現在は同社の従業員のみ利用可能ですが、2017年から一般開放される予定です。


(沓澤真二)