来年の干支は「とり」、宴会シーズンも近づいてきた……ということで、お皿も串もすべて紙でできた焼き鳥を作った料理人が現れました。香り付けや脂のツヤまで表現したらしく、ちょっと見たくらいでは本物と見分けがつかないレベル。タイトルも「お肉は紙だが香り立つ」とブームに乗っかる気まんまんです。



お肉は紙だが香り立つ

触っても熱くない! だって紙だもの


お肉は紙だが香り立つ

材料は香り付けを含めてこれだけ


 ただのペーパークラフトと侮るなかれ、紙には焼き鳥のタレやこしょうを使った液体を染みこませ、皿にはいかにも焼き鳥が乗っているっぽい油やタレの光沢をつけてリアルさを追求しています。さらに紙の中には針金と磁石を仕込み、ひっくり返しても落ちたりしません。


お肉は紙だが香り立つ
お肉は紙だが香り立つ

香り付けは実際にタレを使って、紙に染みこませます


お肉は紙だが香り立つ

紙はしわをつけたり丸めたりして食材っぽくした後にバーナーで炙る


お肉は紙だが香り立つ

脂のりを表現したら完成。ね、簡単でしょ?


 香り付けだけでは終わらず、できた焼き鳥をバーナーであぶってコゲ目をつけ、皿にも使った光沢剤を塗って完璧なタレ焼き鳥が完成しました。いやいや、これをやるくらいなら実物を作った方が早いじゃないか! ……ではなく、そこにいつでも焼き鳥があるからいいんです。少なくともこれはきっと、発想の勝利。


(今藤祐馬)


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