米航空宇宙局(NASA)は4月13日(米国時間)、土星探査機カッシーニにより、土星の衛星エンケラドスに生命の可能性につながる水素ガスを観測したと発表した。

氷の海の海底での熱水活動により水素ガスが噴出していると、NASAは示唆。水素が十分に存在すれば、微生物(存在していれば)が水中の二酸化炭素と水素を使ってエネルギーを得ることができる。
生命には液体の水、代謝のためのエネルギー源、適切な化学成分(主に炭素、水素、酸素、窒素、リン、硫黄)が必要で、今回の発見により、そのほどんどがエンケラドスにあることが示されたとNASA。カッシーニはまだリンと硫黄の存在を観測していないが、エンケラドスはその両方を含む隕石と似ており、それら2つの成分も存在するだろうと科学者は考えている。

「土星の小さな衛星の海に生命をはぐくめる化学エネルギーが存在すると確認できたことは、地球以外の居住可能な世界を探す上で重要なマイルストーンだ」とNASAの科学者は語っている。研究の結果は科学誌Scienceに掲載されている。
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