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神戸アニメストリート(神戸市新長田区)が6月末に閉鎖予定であると、神戸新聞が5月14日付けの記事で報じています。

神戸アニメストリートは神戸市が約6700万円を投じ、2015年に誕生したオタク文化発信を目的とした商業施設。同地区は阪神・淡路大震災で特に大きな被害を受けていたこともあり、市が地域活性化のため震災復興基金から補助金を支出していました。神戸アニメストリートでは経営不振から、当初から出展者への売上金未払いが発生していましたが、市側は「民間企業間の問題」として、約1年半に渡り被害者の声を事実上無視。被害に遭った創作工房社長・中村あずみ氏がブログ上で「神戸アニストに詐欺られてる話」と題した告発文を公開したことで、事件が明るみに出ました。
その後、神戸アニメストリートの岸建介社長は公式Webサイト上で謝罪文を掲載。創作工房への未払金は無事支払われましたが、中村氏は5月12日に「被害者の会」を設立。他の被害者らの約800万円の未払金を取り戻すため、刑事・民事両方による立件を目指しています(関連記事)。
中村氏はねとらぼの取材に対し、「閉鎖したからといって、それで終わりとは考えていない」「弊社の未払金50万円※は全額支払ってもらったが、『被害者の会』では総額約800万円が未払いのまま」と、憤りをあらわにしました。「被害者の会」のメンバーは創作工房のほかに5社と、個人事業主1人からなるとのこと。
※創作工房の被害総額は約200万円だったものの、「全額は支払えない」という神戸アニメストリート側の主張を汲み、未払いだった売上金50万円だけ支払って貰えれば良いと譲歩したとのこと。

コピペが指摘されている岸氏の謝罪文(左)とDeNA社長の謝罪文(右)

着色されていないのが重複部分(テキスト比較ツール「difff」による比較)
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