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ソニーが体験型のトイ・プラットフォーム「toio」を発表しました。自走できるキューブ型のロボット2個に、充電器を兼ねた本体コンソールやコントローラーが付属。順次販売される対応タイトルと組み合わせることでさまざまな遊び方ができるのが特徴。


コンソールにキューブをはめ込むことで充電することができる(画像はYouTubeより)
キューブの上に自由に創作したペーパークラフトを装着することで、操作できるロボットの形は自由自在。キューブにはソニーが独自開発した「絶対位置センサー」が搭載されており、専用マットの上では正確にルールに沿ったゲームプレイが可能に。マット上ではキューブ同士がお互いの位置も認識するため、シンクロした動きや、磁石のように反発する動きなど、意外性あふれる動作を実現しています。また、キューブに指示を与える専用シールを用いることで、マット外でも遊ぶこともできます。

発表会が行われた東京おもちゃショー2017には、プロジェクトリーダーの田中章愛さんが登壇。当初は天井にカメラを設置するなど大掛かりな機器を必要としましたが、開発を進める中でマットに用いる印刷技術や、それを読み取ることができるセンサーなど、技術的なブレイクスルーがあり、製品化への道が開けたとのこと。

本体コンソールにゲームカートリッジを差し込むことで、異なる遊びが可能に。現在発表されているのは「トイオ・コレクション」と「工作生物 ゲズンロイド」の2作。

「工作生物 ゲズンロイド」ではキューブをペーパークラフトと組み合わせることで、キューブがふしぎな“工作生物”に変身。目玉を取り付けたキューブにもう片方のキューブを追いかけさせたり、2個のキューブがまるで1体の昆虫のように動いたりと、予想外の動きで楽しませてくれます。





「トイオ・コレクション」ではおはじきを用いたシューティング・ゲームのような遊びや、カスタマイズしたキューブ同士を戦わせるロボコンのようなバトルなど、複数のミニゲームを搭載。

また、コントローラーの「toioリング」はその名の通りつり革のような形をしており、従来のゲームコントローラーとはかなり違った形状。片手で操作ができるため、操作中にもう片方の手でキューブを触って遊ぶことができる上、一時的に腕にかけて両手でキューブを触ることもできます。

「toio」本体と「トイオ・コレクション」「工作生物 ゲズンロイド」は12月1日発売予定で、いずれもオープン価格。市場推定価格は本体が2万円前後、「トイオ・コレクション」が5000円前後、「工作生物 ゲズンロイド」が4000円前後になると見られます。ゲームに使用されるマットやクラフトの解説図などは各ゲームソフトに同梱されます。また、レゴがパートナー企業として名乗りを上げており、公式通販ではレゴ製品がバンドルされた初回限定セットの予約も受付中です。

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