鷲(ワシ)が鷹(タカ)を育てる姿がカナダで目撃され話題になっています。YouTubeに公開されているワシの雛に混じってタカの雛にエサを与える親ワシの姿が不思議な光景です。



ワシ タカ 育てる わしが育てた

左手前に色の違う雛が……!


 どちらもタカ目タカ科に属する鳥とはいえ、巣で一緒に育てられているタカの子どもは明らかに他とは違うと分かる見た目をしています。それでも親ワシは、捕ってきたエサを平等にクチバシで与えていて、ワシの雛たちも特に不満はない様子を見せています。


ワシ タカ 育てる わしが育てた

エサを奥の黒い子どもにあげつつ、


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タカにもちゃんと挙げる親ワシ


 5月に発見後観察を続けているハンコック野生生物財団は、タカの子どもは最初“食料”として拾われたものの、親ワシがその後に“育てる”ことに考えを変えたと推測。育ててもらえるように反応を促す“キーとなる行動”を、タカの雛がとっていたのかもしれないと現在の考えを述べています

 一時的に幸運にもワシに育てられることになったタカですが、いつまで育ててもらえるか、通常親タカに教わるスキルなしに生きていけるのかなど、今後の成長が気になるところです。


ワシ タカ 育てる わしが育てた

将来、親ワシが「わしが育てた」とドヤ顔してくる時がくるのか……?


(宮原れい)

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