アメリカの運輸保安庁(TSA)が、荷物として預かりチェック中だった巨大ロブスターを公式Instagramで公開し、話題となりました。しかしこの投稿、そもそも利用者の私物をネットでさらす行為。持ち主はFacebookで苦言を呈しています。


 ロブスターが持ち込まれたのは、ボストン市のローガン国際空港。投稿の主旨はロブスターも航空便で送れることを示す案内で、職員が爪をつかみ持ち上げている写真が添えられていました。しかし持ち主である海産物販売業者が、勝手に顧客の注文品を撮影してさらしたことに反発。「ロブスターの爪が壊れた状態で顧客に届いたら誰が責任を負うのか」と怒りをあらわにしています。


ロブスター

TSA職員が公開したロブスター(Instagramより)


持ち主からの怒りの声


 TSAは普段から刃物や火薬など危険物が持ち込まれるとInstagramで公開し、注意を呼びかけていました。語調もフランクで親しみやすいアカウントですが、今回は生ものを雑に扱ったことで、不快感を生んでしまったようです。本件に関し、TSAから公式の謝罪などはまだ示されていません。


TSA

TSAの過去の投稿。危険物の取り扱いに関する注意喚起も多いのですが、今回は生ものですからねえ……(Instagramより)



(沓澤真二)