2017年2月17日に東京・神保町にオープンした量販チェーン「ドン・キホーテ」の神保町靖国通り店が、10月13日20時をもって完全閉店することが発表されました。早い閉店にネットでは「立地が悪かったのでは」とさまざまな憶測があがっていますが、ドンキホーテホールディングスに取材したところ閉店理由について「店舗の入ったビルはグループの所有物件で、テナント経営の方がグループとしては最適と判断した」と回答しました。

店の一帯は“古書店街”“ビジネス街”“学生街”と3つの面を併せ持つエリア。当初開店にあたってドンキホーテホールディングスは、弁当や総菜、エチケットグッズなどを充実させた「神保町に通勤・通学する方々のちょっとしたニーズにもお応えできる“利便性”の高い店舗」を目指し、店内も古書店街の地域色に合わせて「本をモチーフとしたドン・キホ−テらしい“エンターテイメント性”溢れる演出を施す」と発表していました。
しかし9月に入り、公式サイトの神保町靖国通り店の紹介ページで「完全閉店」のお知らせが掲出。開店から8カ月というスピード、特に理由が書かれていなかったことから、ネットでは「やはり神保町にドン・キホーテは合わなかったのでは」と、店舗と地域色のずれによる経営の失敗を疑う声が多数あがっていました。

閉店理由についてドンキホーテホールディングスの広報室に取材したところ、「神保町靖国通り店が入っている物件は、ドンキホーテホールディングスの所有物件です。別の活用法を検討したところ、ロケーションから一部を弊社の間接部門(経理・総務・人事・情報)の事務所として利用しつつ、使用しない部屋をテナントとして貸し出しした方が、グループとしては店舗経営より最適と判断しました」と回答。
【訂正:2017年9月14日21時30分 ドンキホーテホールディングス広報室の回答を一部訂正しました】
経営状況については「個店ごとの売り上げは公表していない」とのこと。しかし「ドン・キホーテの店舗を開店から1年経たずに経営判断で閉店することはこれまでにもありました。ドン・キホーテグループとしては珍しいことではないです」と、今回のケースは特に異例ではないと説明しました。
(黒木貴啓)
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