米Googleが9月21日、スマホ事業に関連して台湾HTCとの協業契約を発表しました。HTCの一部従業員がGoogleに移ります。

契約額は11億ドル(約1200億円)。両社は以前からスマホ事業で協力しており、HTCはGoogleのスマホ「Pixel」を手かげています。契約によりGoogleに移るHTC従業員の多くは、既にPixelでGoogleと協力しているスタッフとのこと。またGoogleはHTCの知的財産の非独占的ライセンスを受けます。

HTCはこの契約により業務効率や財務の柔軟性の向上などが可能になるとしています。現在開発している次世代主力端末や、VRへの取り組みは継続し、その一方でIoT(モノのインターネット)やAR(拡張現実)、AI(人工知能)などの次世代技術にも投資するとのこと。
Googleは、この契約でスマホへの取り組みとハードウェア事業への投資がさらに強化されるとしています。
契約は当局の承認を経て2018年初めに完了する見込みです。
20日には台湾証券取引所で、「重要情報が間もなく発表予定」としてHTCの株式取引を21日から停止すると発表があり、GoogleがHTCを買収するのではと予測する声が上がっていました。
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