音声無しの、メロディーやリズム等で認められた初の音商標です。
特許庁は、2015年4月から受け付けている「音」や「色彩」「位置」などの新しいタイプの商標のうち、“音楽的要素”のみからなる音商標について初めて登録を認定したと発表しました。

音楽が商標に
登録が認められた商標は、受付開始初日に登録出願していた大幸薬品の「ラッパのメロディ」(関連記事)に、企業ロゴとともに流れる3秒程度のインテル・コーポレーションのサウンドロゴ、そしてこちらも3秒程度で自社CMの最後などに流れるBMWのサウンドロゴの3つ。これらは出願人が登録料を納めた後、商標登録されます。
なお2015年10月27日には、すでに音商標として企業名やブランド名が音声で流れる「HISAMITSU」「あじのもと」や、大正製薬の「ファイトー! イッパーツ!」などが登録認定済み(関連記事)。今回初認定された音商標の“音楽的要素”については「メロディー、ハーモニー、リズム又はテンポ、音色等」と説明されています。
また昨年の3月には任天堂が「コイン音」を商標出願していましたが、こちらは現在「審査中」のままとなっています(関連記事)。

大幸薬品の「ラッパのメロディ」(約14秒)(特許庁の発表より)

インテル・コーポレーションのサウンドロゴ(約3秒)

BMWのサウンドロゴ(約3秒)
現在すでに登録された新しいタイプの商標は300件以上で、その内訳では「音」が一番多く172件、次に「動き」で83件。その他の「位置」は35件、「ホログラム」は11件、そしてMONO消しゴムが初認定された「色彩」(関連記事)が2件となっています。
出願に関しては約1600件を受け付けていて、特許庁はこれらは企業のブランド戦略に大きな役割を果たすことが期待されるとして、今後も「適切な審査に努め、企業のブランド戦略構築を支援してまいります」としています。

新しいタイプの商標の出願件数と登録件数(2017年9月19日現在)
(宮原れい)