ねとらぼ
2017/10/31 12:00(公開)

牛乳パックの上に付いてるくぼみの意味、知ってた? 2001年から採用されたバリアフリー、Twitterで話題に

言われるまで気づかなかった。

 スーパーやコンビニなどの売り場で牛乳パックに注目してみると、ほとんどの場合「くぼみ(切欠き)」が付いていると気付きます。実はこれ、視覚障がい者向けのバリアフリー設計だったとご存じでしたか?

牛乳パックの上に付いてるくぼみの意味、知ってた? 2001年から採用されたバリアフリー、Twitterで話題に

このくぼみ


 Twitterユーザーがイラスト付きで解説を投稿し、話題に。中身が生乳100%の「牛乳」の場合にだけ付けられている印のため、コーヒー牛乳やいちご牛乳などの乳飲料や、低脂肪乳のような加工乳には付いていません。なお、任意表示なので、すべてのメーカーが採用しているわけではありません。

イラスト付きの解説がTwitterで話題に(※次ツイートで「乳製品」を「乳飲料」と訂正)


牛乳パックの上に付いてるくぼみの意味、知ってた? 2001年から採用されたバリアフリー、Twitterで話題に

確かにコーヒー牛乳には付いてません


 農林水産省が1993〜1995年度に視覚障がい者を対象にした調査を行ったところ、最も不便に感じる容器が紙パックとの結果に。さらに紙パック飲料の中で何と何を最も区別したいか? というアンケートでは、「牛乳と他の飲料」が実に76.8%を占めました。この結果を受けて業界団体、行政、個人が協力し、2001年から切欠きが付けられるようになったのです。

 ちなみに切欠きの実施基準は半径2.5ミリ又は6.5ミリの扇状で、500ml以上の家庭用紙パックの開け口の反対側と定められています。切欠きの位置に注意すれば、開け口の反対側を開けてしまう失敗もなくせそうですね。

牛乳パックの上に付いてるくぼみの意味、知ってた? 2001年から採用されたバリアフリー、Twitterで話題に

切欠きの位置に注意すれば開けるときの失敗もなくせそう

出典:Jミルク – 牛乳パックの切欠き


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