2017年7月に国産宇宙観測ロケット「MOMO」の打ち上げミッションを行ったインターステラテクノロジズ(以下、IST)が、今度は2018年春に改良した「MOMO2号機」を打ち上げるための費用をクラウドファンディングサイトCAMPFIREで募集しています。

宇宙への打ち上げ、リベンジへ
ISTはホリエモンこと堀江貴文氏が設立し、事業に携わっていることで知られるロケット開発会社。昨年6月にも「MOMO初号機」打ち上げのためのプロジェクトをCAMPFIREで実施し、最終的に約2271万円の支援を集め、北海道大樹町の射場より宇宙を目指して打ち上げられました(関連記事)。
今回のプロジェクトでは、前回「高度100キロの宇宙空間への到達」という目標が達成できなかった原因について検討し、その結果を反映して改良を加えた2号機を「今度こそ宇宙へ!」と打ち上げます。目標金額は前回と同じく2700万円で、締め切りは2018年2月10日まで。
前回の打ち上げの様子は動画で公開されていて、多くの人の注目が集まる発射現場の緊張感や興奮を感じ取ることができます。

精鋭揃いのインターステラテクノロジズのメンバー

ロケットの軌道投入機イメージ
同社はプロジェクトの一番大きな目的として「『自分のロケットが宇宙に行ったんだ!』という実感を持った体験をしていただくこと」としていて、また「再び、多くの方々と一緒に宇宙を目指したい、そして今度こそ到達させる」と意気込みを語っています。
支援は5000円から可能で、リターンでは「報告書」「ステッカー」「限定映像」の他、自分のロケットだと思えるような「タンク強度試験片(※テストで使用したアルミ合金)」や、実際に燃焼試験に使用されたロケットエンジン内部の部品の一部分「ろけっとバウム(※アブレータ)」などを用意。また前回より情報面も充実させ、打上げまでの状況や経過報告等も細かく伝えるとしています。

リターン(2万円コース)の「タンク強度試験片」

リターン(3万円コース)の「ろけっとバウム」
ちなみに前回と同様、1000万円の場合は「打ち上げボタンを押す権利」もリターンとして獲得が可能。ウソみたいな特典ですが、前回は実際に獲得者が現れたので、ロケット発射のボタンを「ポチッ」と押してみたいという人は早い者勝ちかもしれません(?)。

今回も1000万円の支援者は現れるか……?
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