ダンボールに入れて荷物を送る際、その中身を守るためにも心掛けたい梱包方法や使うテープについての投稿がTwitterで話題になっています。
実際の配達員からのお願いです
投稿したのは運送業者の配達員をしている陽亮(@Yohsuke_ND)さんで、「ただの一配達員なので言えることは限られていますが」と前置きをした上で、荷物を安全に配達するためにも「見て頂けると嬉しいです」とツイート。
まずはテープの種類について、主に緑色の「養生テープ」は最終的に剥がすことを目的として使われるテープで、粘着力も強度も無く、梱包用ではないと説明。また「クラフトテープ(紙製ガムテープ)」も同じく粘着力・強度ともに低く、さらに重ね貼りができないため、その上に伝票などを貼ることができなかったり、クロスするように重ね貼りした場合は剥がれて別の荷物に付着したり、といった問題があることを説明。重い荷物を支える力はないと注意しています。
そのため梱包には「布製ガムテープ」が最も適しているとしていて、やはり粘着力と強度があるものを選んだ方が安全なのは間違いないようです。

見た目は似ている3つのテープですが、用途や特徴は異なります

「布製ガムテープ」が最も梱包向き
また、ダンボールを閉じる際は縦横の十字になるようにクロスしてテープを貼るのがオススメで、強度が変わってくるとしています。特に中身が多かったり重い場合などは、最も圧力のかかる中央を補強する意味で貼っておくのがよさそうです。
なお、ダンボールを閉じたその左右のふちにテープを貼る際は、その部分は運ぶ時に持つ場所だということを意識して、重ね貼りができないほど表面がツルツルしているクラフトテープではなく、布製ガムテープを使うのが万が一を考えたときには安全でしょう。

箱の中央でクロスするように貼ると強度アップ

配達するときに持つ場所だということも意識して貼りましょう
毎日数え切れないくらいの荷物が送り送られる現在、全て人の手によって運ばれているということを改めて認識して梱包方法を考えてみると、荷物を送る自分のためにも、配達する側のためにもなりそうです。
この投稿には同じく配達に関わる人から「すごくわかる」「業界あるある」と共感の声が寄せられ、クラフトテープや養生テープが使われている場合に「取れていた」「切れていた」等の報告も。また「知らなかった」「参考にします」との声も上がり、配達員からの貴重な声に多くの反応が寄せられています。
クラフトテープの使い方には注意
ダンボールの中の隙間もできるだけないほうがよさそうです
封筒に「マスキングテープ」も同様の理由から危ないとの声も
「透明テープ」にもさまざまなものがあるため、粘着力・強度等をよく確認しましょう(※配達業者によってはNGもあるとのこと)
画像提供:@Yohsuke_NDさん
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