ゴジラデザイナーとして知られる漫画家・イラストレーターの西川伸司さんが12月10日、都内でライブドローイングを披露しました。大きなキャンバスに筆ペンで描かれる迫力満点のビオランテ、そして“武者ゴジ”の数々は圧巻です!

福島県相馬地方の勇壮な祭り、相馬野馬追(そうまのまおい)を題材とした「武者絵展」は、東北復興支援活動の一環として100人もの漫画家、イラストレーターアニメーターが参加している応援イベント。今回が6回目の開催で、入場料の全額が東北の復興支援に充てられます。

11月17日から12月12日まで「阿佐ヶ谷アニメストリート」で開かれていた関東会場ではアニメーターによるトークショーや漫画家による講座なども開かれ、多くの人が足を運びました。
西川伸司、ライブドローイング
12月10日のライブドローイングイベントに登場したのは西川伸司さん。西川さんは「ゴジラ VS ビオランテ」を皮切りに平成ゴジラシリーズやミレニアムゴジラシリーズなどに携わったことで知られており、さまざまな怪獣をデザインしてきた“ゴジラデザイナー”の異名も持っています。


そんな西川さんがキャンバスに描いたのは巨大なビオランテに対峙するモスラ、ラドン、アンギラス、バラゴン、バラン、ダガーラとそれらに乗るデフォルメのゴジラ6体。武者絵展にちなみ、機龍風のよろいをかぶっているもの、甲冑を身に着けているものなど、オリジナルのゴジラが下書きなしの一発勝負で生み出される様子に、集まった20人近いファンは息をのみました。

豪華すぎるワンドロ(1時間ドローイング)の最中には、「ビオランテは植物(バラ)の怪獣なので、繊維質な筆ペンで描くのに適したキャラクター」「即興で描くとデッサンが狂うけれどもビオランテは触手があるのでバランスが良い」と武者絵展実行委員会代表で、自身も著名なアニメーターとして知られる横田守さんとの軽妙なトークも行ってくれました。
イベント終了後にねとらぼ編集部が「下書きをしないのはなぜなのか」を尋ねてみると、「漫画を描くときは下書きをするけれどもイラストでは基本的にしない。一発目に描いたものが一番心がこもっているから」と西川さん。また「普通アーティストのゴールは良い作品を作ることだが、自分の場合は絵を描く過程、“描く”という行為自体を極めたいというパフォーマー的なところがある」と世間のアーティストとの最も大きな違いなどについても語ってくれました。
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