安くておいしい回転ずしでお得にエビを食べるはずが、気付けば回らないすし屋でカニまで頼んでいた……という漫画がクスッと来ます。くっ、約300円で6エビ食べられる計算だったのに……!
エビはうまいもの、仕方ない
ある日猛烈にエビを食べたくなったのは漫画家の卵、阿東里枝(@tanimikitakane)さん。回転すし屋さんなら1皿100円前後で2貫、つまり300円程度で6エビ食べられると思いたち、近所の回転すしへと急行します。

「(この回転ずし屋さん来るの小学生ぶりだなぁ)」とウキウキでテーブルに座り、iPad注文に「(時代も変わったな)」なんて思っていると、ふとある違和感に気付きます。小学生のときには回っていたはずのレーンが、回らない状態で目の前に鎮座しているのです。回らないすし屋さんになっとるやんけ……!

「ワナか 俺はまんまとワナにかかっちまったってわけかい」と疑心暗鬼に陥りながらも、何も頼まずに帰るのもアレだしと、一皿だけ注文することを決意する阿東さん。なんとか落ち着こうと震える手で回転ずしの名残らしいお湯出しボタンでお茶を入れますが、それまでのムーミンのようなキャラクターやほっこりした絵柄は崩壊。完全に人間の手がガタガタ震えている姿がリアルに描かれています。これには思わず「落ち着け 絵柄を保て俺」と阿東さんがセルフツッコミを入れるほど。
しかしこうなった以上、取りあえずアレを頼むしかありません。エビです。そもそもの目的はエビを食べることなのです。そして「ヘイお待ち」と運ばれてきたのは透き通るような身が神々しさすら感じさせる生エビの握り。しかも赤ベースに金色の模様が描かれた皿です……!

冷や汗をかきつつ「まくっ」と口にエビを運ぶと「こッ!!!」という聞いたこともない擬音で天から転げ落ちていく阿東さん。きっとお口の中でエビがとろけて、その甘みが口いっぱいに広がって、脳にダイレクトにうまさが伝わってしまったのでしょう。そして最後は「こッ!!!」ってなんだと考える間もなく、「カニもください」と次の注文まで決めてしまった阿東さんなのでした。

これには「お茶いれるときの手が明らかに人間のそれで草」「こッ!!! 声でた」「300円で・・6エビ!!お得!回れば!」「エビで宇宙の神秘感じちゃったんですね…」などのリプライが寄せられており、阿東さんは「(こッ!!!という)新たな表現を生み出してしまったぜ」「食っちまったよ……バリうまかったよ……」とコメントしています。
ちなみに阿東さんはこれ以外にももう1皿火の通ったエビの握りを味わったもよう。思わぬハプニングに見舞われたものの、おいしいおすしを堪能したようです。
これが神々しきエビとカニ様だ……!
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