使い古されたモップのような姿の犬を保護した時の様子がTrio Animal Foundation(トリオ動物財団/アメリカ・シカゴ)のFacebookページで公開されています。

保護犬HOLLAND

モジャモジャ、ボロボロの状態で保護された犬・ホランド


 メス犬のホランドが保護されたのは9月のこと。伸び放題の毛が汚れた状態でシェルターに届けられ、同財団に連絡が入りました。

 まず取り掛かったのは彼女の体を覆う毛を取り除くこと。絡み合った毛は厚さが2〜3センチあり、耳まわりの毛は地面を引きずるほど長くなっていました。

保護犬HOLLAND

どこまでが耳なのかよく分かりません


 これらの毛をカットするのに2時間以上かかり、ホランドは疲れ切ってしまったとのこと。でも幸いなことに皮膚の炎症以外に大きな病気は無く、薬などを与えて治療が始まりました。

 体の健康とともに必要なのは心の健康を取り戻すことと、人との関わりを学ぶこと。同財団のセラピードッグ、ミラーが派遣され、一緒に過ごすうちにホランドに笑顔が出るようになりました。

保護犬HOLLAND

静かに横たわっていたホランドが

保護犬HOLLAND

セラピードッグ・ミラーと過ごすうちに

保護犬HOLLAND

こんな笑顔を見せてくれるようになりました


 何週間もかけて健康を取り戻したHOLLANDにうれしい出来事が。新しい家族が見つかったのです。パパさんとママさんの間に抱っこされたホランドはとても幸せそう。今までの分もかわいがってもらってね。

※画像はTrio Animal Foundation Facebookページから