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共同通信が説明なく記事内容を大きく差し替えたことで、批判を浴びています。修正前後の文面を比較すると、書き換えられている文量は約7割。

書き換えられている文量は68%に上ります(元記事575文字中、残っているのは184文字/検証には「difff」を使用)
共同通信は1月25日、京都大学山中伸弥所長が論文改ざんに関わったかのように連想させる記事を掲載。印象操作ではないかと批判を集めていましたが、その後記事内容が大幅に差し替わったことで批判が拡大。記事タイトルも、「山中氏、科学誌創刊に深く関与か 京大、iPS研の論文不正発表」から、「山中所長が給与全額寄付」へと変更されています。
記事を改ざんしたとも取れる対応に批判が集中する一方で、新聞が版を重ねるごとに情報を更新するのと同様、通信社の記事内容も更新されるのは慣習であるといった擁護意見も出ています。
記事内容が更新されていく慣習について念頭に置くべきという意見も
しかし厳しい批判意見も多い

共同通信公式アカウントによる当初の記事告知ツイートはそのまま残っている
追記(17時51分)
ねとらぼの取材に対し、共同通信社からFAXでの回答がありました。
ねとらぼ:現在、共同通信で掲載中の記事「山中所長が給与全額寄付」について、SNS上などで「記事が当初の内容から差し替わっており、改ざんではないか?」といった声が複数上がっております。こちらについて、以下の質問にご回答をお願いいたします。
1:同じURLで記事のタイトル、内容を上書きした理由を教えてください。
2:同様の対応は通常、他の記事でも行われるものなのでしょうか。
3:共同通信では記事に修正を加える際、どのような場合に修正があった旨を明記しているのでしょうか。
4:本件について、今後公式な声明等を出す予定はありますか。
共同通信社:新たな要素を加えて記事を差し替えました。編集上、必要と判断しました。その他についてはお答えは控えさせていただきます。

共同通信社からのFAX
ちなみに、共同通信社の「編集綱領(こうりょう)・記者活動の指針」「説明責任」の項には、「苦情・問い合わせは真剣に受け止め、誠実に対応する。記事や写真、図解に誤りがあった場合は速やかに訂正するなどの措置をとる。必要に応じて報道の経緯を明らかにし説明責任を果たす」と記されています。
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