あたたかく柔らかいイメージの「編みぐるみ」と、神秘的というか、おどろおどろしいイメージのクトゥルフ神話。そんな対極にあるような、2つの存在を融合させた「クトゥルフ編みぐるみ」を多数生み出している作家がいる。

クトゥルフ、ハスター、ニャルラホテプ……恐ろしい邪神をとってもかわいいモフモフした編みぐるみに変えているのは「後楽奈茶(あとらくなちゃ)」。その編み物職人の澪(みお)さん(以下、澪さん)に話を聞いてみた。
「モフモフした神」が誕生したきっかけ
編み物歴約20年の澪さん。編み物に興味を持ったきっかけは、小学生のころ、ハンドルをぐるぐる回すタイプの、おもちゃの編み機を買ってもらったこと。その後、棒針編み、かぎ針編みはもちろん、指編み、レース編みの一種、タティングレースなど、編み物と名がつくものはだいたいチャレンジしたそうだ(取材時も自作のマフラーとセーターを着用)。
編み物とともにゲーム好きな澪さんは、テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)を通じてクトゥルフ神話に出会う。神話に登場するキャラクター(神や怪物など)の、少し触れるだけで人間を死に至らしめる圧倒的な強さと、神秘的な外見、神話の壮大な世界観に魅入られたとのこと。
そして、ある時、クトゥルフ神話で最も有名なクトゥルフを編みぐるみで作り、作り方を解説したブログを発見。自分なりのアレンジのものを作りたい、という気持ちが芽生えた。それから、澪さんはクトゥルフ神に留まらず、神話に出てくる神や生物を、自分の創造力を頼りに形に起こし、つぎつぎに編みぐるみを誕生させた。
次は「連れて歩ける邪神」
編みぐるみはサイズ問わず、休日の丸1日をかけて1体編み上げるそうだ。ほぼ全て自立できるようにデザインして編んでいるとのこと。編みぐるみのサイズによってかぎ針やレース針などを使い分けていて、大きなものより小さなものの方が編むのが難しいという。



「この先は持ち歩けたり、身に付けられたりするものを作ってみたい」という澪さん。「連れて歩ける邪神」とも呼ばれるキーホルダータイプのものを増やしていくとともに、靴下も企画している。その名も「クトゥした」。

もともと普通の靴下を編む練習をしていたが、同じくクトゥルフ神話が好きなイラストレーターの海野なまこさん(関連記事)のイラストからアイデアを得て挑戦している。靴下の他には、触手が付いた帽子も作成中とのこと。
また、ゲーム好きでもある澪さんは小さく編みぐるみでゲーム用の駒を作ってみたいそうだ。

ゴシックやホラー、スチームーパンク、ダークメルヘンなどアンダーグラウンドな雰囲気をまとったグッズを展示販売する「ARTiSMMARKET(アーティズムマーケット)2018大阪-秋」や、(今年も開催されるのなら)クトゥルフ限定の展示即売イベント「クトゥルー復活際」の他、編み物のイベントがあるならクトゥルフ神話と関係がなくても参加したい、と熱い思いを語ってくれた。

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