ツイートがバズッた(大きく話題となった)機会に、その投稿主が連鎖ツイートを加えて自身の作品や気に入ったものを宣伝する――Twitterでときどき見られる事象ですが、こうした行為を「ダサい」と感じる人もいるそうです。そんな言説に対し、バズった経験のあるユーザーがデータをもとに異を唱え、話題を呼んでいます。
バズったツイートに宣伝ツイートをぶら下げるのはダサい?
話題の主は、個人でアプリ開発をしているねこバタ会議(@nekobata_kaigi)さん。1月に投稿したジョークツイートがバズった際、連鎖ツイートで開発中のゲームをアピールしていました。
モンハンにまつわるジョークが1万6000以上リツイートされ、「いいね」も2万超え
バズりついでに開発中のゲームを宣伝
それから数カ月後、タイムラインに「バズったツイートに宣伝ツイートをぶら下げるのはクソダサい」とするツイートが回ってきたといいます。ねこバタ会議さんはこれに反論する形で、以前投稿した宣伝ツイートのアクティビティを公開。インプレッション(ツイートが読まれた回数)約20万、添付動画の再生数6万以上といったデータで宣伝の効果を示し、「ダサくても何でもいいから見てもらいたい・伝えたいものがあるなら載せとくのがいいんじゃないか」と述べています。元のツイートが約210万インプレッションなので、およそ10分の1くらいの効果があったことになります。


宣伝ツイートのアクティビティ。元ツイートと比べてだいたい10分の1くらいの効果があるもよう
このツイートには、「Twitterはつぶやきを世界に公開するツールなのだから、宣伝や自己顕示欲の開放があるのは当然」「自分のアカウントなのだから好きにすればいいのでは」といった好意的なリプライが寄せられました。他人のツイートにリプライを送って宣伝するわけではないですしね。「知ってもらえなければ存在しないのと一緒」と、宣伝を肯定する声も見られます。
その一方で、「バズッたツイートに異なる話題をぶら下げて宣伝するのは場違いなのでは」「ツイートの続きがあると思って『スレッドを表示』をクリックしたのに、無関係な宣伝が出てくると期待を裏切られる」といった指摘も挙がっています。
さまざまな意見が出るなか、ねこバタ会議さんは「“ダサいと思うこと”自体は批判していない」と補足。Twitterは利用規約や法に反しない限り使い方は自由なので、「ダサいからやらない」のも、「ダサいかどうかなど考えない」のも、個々人が決めればいいとしています。そして、「宣伝で冷める人がいるデメリットよりも、好きになってくれるメリットを生かしたい」との考えを述べていました。
画像提供:ねこバタ会議(@nekobata_kaigi)さん
(沓澤真二)
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