まずこれが通用する環境作りを……。
定時で帰りたい会社員を応援する特設サイト、「#ビジネス帰宅部」をKDDIが開設しました。「帰り方改革」と題して、残業を避けて帰宅するためのスキルを動画で提案しています。

残業を振ろうとフロアを回る、上司を中心に動画は進行。しかし部下たちは大声で時刻をうったえる「定時の大号令」や、バッグを抱え込んで帰宅の姿勢を崩さない「バッグホールド」などのスキルを駆使し、残業を回避していきます。




イスにジャケットを残し、まだオフィスにいるフリをして帰る、「変わり身ジャケット」など高度な手口も。たぶんロッカーに予備の服があるんでしょうね。急な着信が来たフリをして上司から逃げる「でんわ中がえり」なんて手もあります。




「ほのめかシグナル」を使う女性社員は、午後になって急に化粧をキメキメにして、「今夜は用事があるオーラ」を全開に。それでも上司が残業を頼もうとすると、腕時計の時刻をアピールする「チラチラウォッチ」で断固拒否します。だんだん上司がかわいそうに見えてきた。


そもそも職場の「帰れないムード」の一因は、「上司より先に帰るのか」という“圧”にあると考えられます。そこを突いたのが最後の「スタンディングオツカレーション」。上司をグータッチで気持ちよく送り出し、全員が心置きなく帰宅できる状況を作り出します。どのスキルにしても、「通用するような職場だったら普通に帰れるのでは」といった疑問は否めません。ただ、残業の削減を目指すには、環境作りが大切なことだけはうかがえます。



(沓澤真二)