イタリアの高級自動車メーカー マセラティは、2018年3月に開催された「ニューヨークモーターショー2018」で、新型SUV(スポーツタイプ多目的車)「レヴァンテ・トロフェオ」を発表しました。

マセラティは2016年に同社初のSUV「レヴァンテ」を投入し、世界の富裕層の間で需要が高まっている高級SUVブームの一角をけん引しています。今回のレヴァンテ・トロフェオは、その走行性能をさらに高めたモンスターモデルです。
レヴァンテ・トロフェオは、3.8リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最大590馬力を発生。排気量1リッター当たり出力は156馬力/リッターに達し、同社のこれまでの市販車の中で最も高いとしています。セダンやスポーツカー型車種よりも大型の車格ながら、最高速度は時速300キロ以上、停止状態から時速100キロまで3.9秒で加速する、スポーツカー顔負けの走行性能を実現します。ブレーキ性能も相応に強化され、時速100キロから34.5メートルの距離で停止できる優れた制動力も備えます。

外装にはカーボンファイバー製パーツや22インチの大経鍛造アルミホイールを備え、よりスポーティで迫力のあるデザインに仕上げています。内装は、ホールド性に優れたスポーツシートなどに高価な高級天然皮革「ピエノ・フィオーレ」を用い、ハイクラス層の所有満足度をくすぐる意匠となっています。
レヴァンテ・トロフェオは2018年夏に生産を開始。日本での発売予定や価格は2018年4月現在未定ですが、430馬力の3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「レヴァンテ S」の日本市場向けモデルが1291万8000円(税込)なので、それ以上の価格になるのは間違いないでしょう。当初の販売地域となるアメリカとカナダでは、マットブラック塗装のボディーと赤色のブレーキキャリパーを備えた特別仕様車「ローンチエディション」も少数限定で発売します。

2018年現在、高級車/スポーツカーメーカーの手掛ける高級SUV型車種が富裕層に向けて世界的ブームとなっています。2002年に登場したポルシェ「カイエン」を皮切りに、レクサスは「LX」、ランボルギーニも「ウルス」(関連記事)、ロールスロイスやフェラーリも2018年から2020年をめどにSUV型車種を投入すると計画されています。
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