マイクロソフトが「Project Kinect for Azure」を、開発者カンファレンス「Build 2018」で発表しました。入力センサー「Kinect」と「Azure AI」サービスの組み合わせで、家電やロボットを音声や表情、ジェスチャーで操作できるシステムを構築する計画です。

Kinectはもともと、同社のゲーム機「Xbox 360」の入力デバイスとして始まった技術。カメラやマイクを内蔵したデバイスの前に立ち、身体を動かすことでゲームを操作することができました。のちにユーザーの顔や脈拍まで認識できるようになった、第2世代製品が「Xbox One」向けに登場。これらは既に提供を終了していますが、第3世代にあたる技術が同社のMR(複合現実)ゴーグル「HoloLens」に導入されています。

Xbox 360用の初代Kinect(画像はAmazon.co.jpより)
今回発表されたのは、小型化や省電力化、センサーやカメラの高解像度化を実現した第4世代Kinect。日常的な端末でAIやセンサーを活用できる手段として、開発者向けに提供されます。また、次世代のHoloLensにも導入される予定です。
(沓澤真二)
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