いまから約50年前に小学館の学年誌で連載され高い人気を集めた、谷ゆき子さんのバレエ漫画「まりもの星」が復刻。初の単行本化され立東舎より発売されました。表紙に“超展開バレエマンガ”と書かれているように、美麗な絵と同じくらい衝撃のシーンに目を奪われます。やはり気になるのは……崖?

「まりもの星」(著・谷ゆき子)
谷ゆき子さんは、1960年代後半から「小学一年生」(小学館)などの学年誌の売上絶頂期を支えた人気漫画家で、バレエ漫画のシリーズを約10年に渡って連載。さまざまな人気作を生み出すも、一度も単行本化されずにいました。すると2017年に「バレエ星」がまさかの復刻&初単行本化され、懐かしいという声だけでなく、その勢いと熱量の高い内容が再び注目を集め「すごい」「斬新」だと話題に。
今回の「まりもの星」はその第2弾で、想像のはるか斜め上にしか物語が進んでいかない、ぶっ飛んだ世界観は前作以上と説明されています。もし読んだことがなくても、いくつかのページを見ればその魅力的な“超展開”さがわかるかもしれません。

マジックのように消えるおかあさん
まずヒロイン・なでしこちゃんのおかあさんがとてもユニークな存在で、部屋からすぐ消えたり、湖の中からおかあさんが浮かんできたり(!)、さらにチュチュ姿で元気づける言葉をかけながら華麗に踊ったりもします。

不思議どころじゃないビックリな登場の仕方をするおかあさん

そしてチュチュ姿で踊るおかあさん。絵がとても美しい……
そして有名なのは、なぜかチュチュ姿のなでしこちゃんが断崖絶壁に挑み、「かみさま、どうかおたすけください」と言いながら転落しそうになるシーン。その後の不思議な出来事も含め、前後の展開が気になりすぎる1ページとなっています。なぜ崖なのかは読めばわかる、かも?

「まりもの星」といえば“崖”を思い浮かべる人も多いはず……
第1弾と同様に連載時の雑誌からスキャンしているため、編集者のアオリや小さな読者の投稿欄など、当時の空気感も楽しめます。また「まぼろしの少女シリーズ」3作も収録されていて、こちらの一部は消失したとされていた貴重な原画を使用しています。
単行本は700ページ近いボリュームで、価格は1980円(税別)。AmazonではすでにKindle版も発売されています。


「まぼろしの少女シリーズ」
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