5月23日ごろから、一部のTwitterユーザーの間で「Twitterの広告がいきなり増えた」といった報告があがっています(Togetter)。人によっては「5ツイートに1つくらい(広告が)挟まってる」という声も。しかし、Twitter Japanに問い合わせたところ「Twitter全体の広告量を増やすといったことは行っていません」との回答でした。

ツイートの下に「プロモーション」と表示されているのが広告ツイート
特に話題になっていたのは、「Twitterの広告が多いと思って設定を確認したら、『Twitterから推測される興味関心』という項目全部にチェックが入っていた」というツイート。添付の画像を見ると、コミック、ファッション、アニメなど複数の項目が並んでおり、全てにチェックが入った状態になっていました。Twitter上では「この項目が広告増加の原因ではないか」と推測する声もあがっており、中には「この項目を全部オフにしたら広告が減った」といった報告もみられました。

話題になっていた「Twitterから推測される興味関心」の項目(モバイル版の場合、「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ」→「カスタマイズとデータ」→「Twitterデータを見る」→「興味関心と広告のデータ」みウギ「Twitterから推測される興味関心」で確認可能)
しかし、実はこの項目自体は2017年時点から存在しているもの(関連記事)で、少なくともこの設定によって広告が増えていたということはなさそうです。また前述の通り、Twitter全体で広告量が増えたということもないとのこと。
それでは「広告が増えた」といった報告があがっているのはなぜなのか。Twitterによれば、個別の事案についてはコメントできないとしつつも、個々のアカウントに表示される広告内容については、Twitter上での行動に基づいて随時調整しているため、ある時点から表示される広告が変わり、体感的に「広告が増えた」と感じるケースはあるかもしれないとのことでした。
「Twitter広告に関して利用者の皆さんに安心、安全に接していただけるように注力しています。当社が人とシステムの両方を最大限活用し、利用者の皆さんにとって最適な広告を表示するよう努めているほか、もし不適切な広告が表示されている場合はどのような問題があるのかを報告いただいております。また、Twitter広告を最適なものにするため日々テストを実施しています。このように、さまざまな方法でTwitter広告の品質向上を図っております」(Twitter広報)
なお、話題になっていた「Twitterから推測される興味関心」については、もし関心のない項目にチェックが入っていた場合、チェックを外しておけば、ある程度は表示される広告の内容を最適化することができるようです。あまりにも関心のない広告が多いと感じた場合は設定を見直してみると、少しは改善されるかもしれません。
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