アウディ ジャパンは6月4日、アウディ車のレンタルサービス「Audi on demand」を開始しました。東京都港区の東京プリンスホテルを拠点に、まず都内の特定エリアでサービスを提供します。

Audi on demandは、アウディが世界各地でクルマ利用の新たな利用シーンを提案する「プレミアムモビリティ」と位置付けるサービス。2018年6月現在、東京のほかに米国サンフランシスコ、ドイツ・ミュンヘン、香港、シンガポール、中国・北京、英国マンチェスターの6都市で同様のサービスを行っています。
ポイントは、アウディの各車種を借りられる、メーカー純正のカーレンタルサービスであること。そして、コンシェルジュと呼ぶ担当者を設け「利用者が望む場所に無料で配車」などの手厚いサービスを設けることです。
利用者はPCやスマホからレンタルの手続きが可能。サービスエリア内の任意の場所にコンシェルジュがクルマを届けてくれ、また任意の場所で返却ができます。さらに「燃料満タン返しも不要」としました。利用期間は4時間から、最大で30日間まで可能。短期の休日利用から、旅行用、ハレの日用など利用シーンと予算に応じて決められます。
サービス開始時点では、東京でのAudi on demandの対象車種は12車種。人気のSUV「Q2」「Q5」や、“S”や“RS”の付いた高性能モデル、そして「R8 Spyder」のようなスーパーカーまで、さまざまな車種を用意します。なお、価格はコンパクト車種「A1」で4時間7200円(税込、以下同)、1日(24時間)1万8000円からと、既存の大手レンタカーサービスにおける「ラグジュアリークラスの同車種」とそれほど変わらない価格帯を実現しています。

既存のレンタカーサービスは、原則として利用者が営業所へ出向いて手続きするのが一般的。借りた場所とは別の営業所で返却する乗り捨てには追加料金が掛かります。また「燃料の満タン返し」が基本でした。一方のカーシェアサービスは手軽な反面1日以上の長期利用は割高になり、車種もかなり限られます。Audi on demandは、クルマ所有や既存のレンタカー/カーシェアサービスで感じる「ちょっと大変」「ちょっと面倒」「ちょっと不満」などの壁をなくし、さらに「憧れの車種にも乗れる」プレミアム性を打ち出します。
シェアサービスなどの普及によって個人需要は「所有する」から「借りる/共有する」へ移り、クルマの販売台数も減少していくと予測されます。そんな中で「体験」を手軽に提供することで、結果として自社のファンにさせるきっかけを作るのも大きな狙いと想定します。メーカー発のこれまでとは違う「モビリティサービス」、クルマ利用の潜在ニーズを掘り起こす大きな一手になりそうです。


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