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学校の体育館などに設置されている、木のはしごのような設備。「肋木(ろくぼく)」というものなのですが、使い方がよく分からず、不思議に思っていた人も多いのでは?
今回は「本当はめっちゃ便利なのに、“体育館のアクセサリー”と化してしてまった肋木」の雑学をご紹介します。

運動部がタオルを掛けるのに、よく使っていた印象
体育館の謎設備「肋木」
肋木は19世紀から使われるようになった体操器具で、日本の学校に導入されたのは大正時代。かつては、鉄棒や跳び箱のように体育の授業には欠かすことのできない設備だったといいます。
しかし、第二次世界大戦が激化すると学校の教育内容が変わってしまい、肋木は授業で扱われないように。それから約30年後の1971年、再び学習指導要領に採用されましたが、この頃には肋木の指導ができる人材がいなくなっており、結局、ほとんど使われなかったとか。1981年には「(肋木が)体育館の単なるアクセサリーとして放置」されている、と指摘する論文が現れています。

戦前に撮影された肋木運動の様子。現在では考えられない設置数(Wikipediaより)
ところで、気になるのは「肋木は一体どうやって使うものなのか」という点。
上下に並んだバーにはさまざまな用途があり、例えば、子どもなら登ったり、つかまったりして遊びながら体を動かすことが可能。また、懸垂、腕立て伏せといった筋トレにも利用でき、YouTube上には75種類以上のトレーニングをまとめた動画も公開されています。
体育館の片隅で陽の目を浴びず、ひっそりと立っている肋木。学校では存在感がありませんでしたが、例えば、自宅などに設置したら「壁際に設置できる省スペースな汎用トレーニング器具」として使えるかもしれません。

一番上のバーをつかんで、懸垂のような動き

足をかけて、各種腕立て伏せ

バーで上半身を固定して、足を上下に。腹筋に効きそう


主要参考文献
- 肋木運動について(慶應義塾大学/森下孝氏)
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