「私の言葉を周りは誰も信じてくれなかった」――自分以外の“霊が見える人”にはじめて会った女子生徒が登場する漫画「やさしい除霊」がTwitterで関心を集めています。
泣いた……
普通に霊が見えてしまうことでウソつき呼ばわりされてきた女の子。その日も「あの人メッチャ憑いてる…」と学校の部室から外を見ていると、後ろから突然「そうだね…除霊しないと大変だね」と声を掛けられます。

後ろから話しかけてきたのは……?
振り向くとそこには自分と同じ「霊が見える」という男子生徒が。はじめて信じてくれる人に出会ってうれしそうな彼女に対し、その男子は優しく笑いかけて「大丈夫」「もう一人じゃないよ」と伝え、女の子も「ありがとう」と笑顔で返します。

現れたのは女の子と同じで霊が「見える」という男子
すると男子を呼ぶ先輩の「おーい」という言葉が聞こえた瞬間に、女の子の姿がパッと消えます。そして先輩に最近この部室にあったうわさ「昔自殺した生徒のすすり泣きがきこえる」という話について、男子は「原因は窓の立て付けでもう直した」と話してから、ささやき声で「次生まれた時は見えないといいね」と天に昇っていく“彼女”に声を掛けるのでした。
まさか男子が「やさしい除霊」をする側だったとは。女の子のことを思うと切なくなりますが、最後に見せた彼女の心からの笑顔に救いを感じます。

消えたのは女の子の方でした

ほんとに優しい優しい除霊だった……
投稿したのは、『月刊コミックジーン』で新連載『シゴトオサメ -職業病事件帳-』がスタートした漫画家の磐秋ハル(@meganeya_iwak)さん。以前には、コーヒーに砂糖とミルクを入れることに重圧を感じる人の漫画を描いて話題になるなど、さまざまなアイデアが詰まった創作ショート漫画を公開して人気を集めています(関連記事)。
今回の漫画には「すごく好き」「尊い」の声のほか、「そう来たか」と驚かされた声や「来世では幸せになれますように」と女の子の幸せを願う声など、心を動かされた人の声が寄せられています。
リンクからいろんなタイプの創作ショート漫画を読むことができます
仕事を極めすぎることで発症する「仕事によって得た知識や経験を生かして人を殺してしまう病気」の事件に巻き込まれた少年と、その患者を“処分”する男の物語。『月刊コミックジーン』7月号でスタートです!
画像提供:磐秋ハル(@meganeya_iwak)さん
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