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「笑ゥせぇるすまん」なのにマジ細かすぎる583系の描写、「ラブライブ!サンシャイン!!」のあの場面を伊豆箱根鉄道で本気“実写化”、「機動警察パトレイバー」の幻の新橋駅、「この世界の片隅に」のあの時代の広島……。東京・市ヶ谷の東京アニメセンター in DNPプラザで夏休み期間中の特別展示「アニメと鉄道展」が開催されます。開催は2018年7月13日から8月19日まで。

「アニメと鉄道展」やってるよー(7月18日〜8月19日 東京アニメセンター in DNP プラザ)
アニメと鉄道展は、鉄道旅行誌「旅と鉄道」の増刊号「アニメと鉄道」(関連記事)で紹介された世界をリアルに体験できる企画展。アニメに登場する鉄道の描写にフォーカスし、鉄道に深いこだわりを込めた作品の知られざる秘密や裏側を貴重な実物やオリジナル展示で体感できるようになっています。
企画展の開催に先駆けて行われたプレス向け内覧会には、鉄道BIG4のお二人、ななめ45°の岡安章介さんとホリプロマネジャーの南田裕介さん、さらにママ鉄アイドルの豊岡真澄さん、女子鉄アナウンサーの久野知美さんが“制服”を着て登場。濃いめの鉄分トークとともに展示の濃さにも驚いていました。

鉄道タレントさん大集合!
伊豆箱根鉄道とのコラボ映像「ラブライブ!サンシャイン!!」
「大きなスクリーンがまずすごい!」と豊岡さんが絶賛の展示。この展示のためだけに特別に撮影されたという“実写”映像が流れます。伊豆箱根鉄道が全面協力し、ラブライブ!サンシャイン!!のあのシーンを実写化してしまったのです。アニメと同じ角度で撮影され、映し出される実車。アニメとのシンクロ度とドローンによる空撮映像が圧巻です。

伊豆箱根鉄道協力の映像がもうすごい
この実写映像、現時点では一般配信などの予定はないそうです。この映像は「ここだけ」でしか見られません。貴重ですねー。
583系が熱い! 「笑ゥせぇるすまんNEW」
鉄道好きの男性が登場した第3回「ああ、愛しの583系」を中心とした展示です。まず「笑ゥせぇるすまん」なのに、ここまで超絶に細かい鉄道描写がなされていたことに驚くことでしょう。583系は、国鉄時代の寝台特急の代名詞的な形状で「月光形電車」とも呼ばれていた電車です。
ななめ45°岡安さんは、この生台本が展示されていることに注目。台本にあった「まもなく〜、11番線より〜、中央線がまいりま〜す」と得意の鉄道ものまねを披露しました。台本は全ページを「閲覧」できます。これは貴重なものです。そして、台本から鉄道愛がにじみ出ていることも読み取れます。

笑ゥせぇるすまんNEW第3回「ああ、愛しの583系」の台本が気になった、岡安さん
南田さんいわく、「国鉄583系電車はファンが多いし、ちょうど引退するタイミングでオンエアになりました」とすかさず解説します。「何より583系の描写がとっても細かい。例えば、座席窓側肘掛けの“くぼみ”。これをちゃんと押さえて描いている。ホントに好きな方じゃないと省いてしまいますよこういうところは」と声高に。そして「どこが細かいのかもこの展示できちんと解説されていますね。面白い」と高評価です。

「4号車の消火器もいいね!」(南田さん)
気合いのジオラマ「機動警察パトレイバー」
機動警察パトレイバーブースでは、劇場版第2作で登場する「幻の新橋駅」を路線図入りで展示。さらに「パトレイバーが街にいたら」を連想できる精巧なジオラマも展示されています。

パトレイバーの世界をジオラマで表現

「幻の新橋駅」ジオラマ制作者の新保光利氏

会場のある市ケ谷駅付近の精密ジオラマにも興味津々
大迫力の大型絵コンテ「この世界の片隅に」
この世界の片隅にのブースでは作品の鉄道描写を絵コンテとともに解説します。劇中のあの美しくリアルな描写は、絵コンテ時点で「いかに細かく忠実だったのか」が分かります。思わす数分見入ってしまうことでしょう。

「この世界の片隅に」の絵コンテの迫力に圧倒
この作品は第二次世界大戦中の広島や呉の風景を描いています。南田さんは「映像がない時代の鉄道を描くことは非常に大きな意義がある」と興奮。「資料を元に当時の風景を再現して、映像として後世に残せるというのがアニメの素晴らしいところ」と語っていました。
オリジナルの「テツ」グッズも作れる!
アニメと鉄道展と合わせて、オンデマンドでオリジナルグッズを作れてしまうサービス「FUN'S PROJECT MARKET」もオープンしました。好きなヘッドマークや方向幕などをTシャツやトートバッグ、スマホケースに配置した自分だけのオリジナルグッズを作れます。

「はくつる」ヘッドマーク入りのエプロンなんて渋いぜ!
岡安さんは「愛犬“モハ”の散歩用にちょうどよさそう!」と、“あけぼの”と“あずさ”入りの小型バッグを気に入ります。南田さんは「あ、あずさはエル特急のじゃない。最近のあずさのだ! マニアックだなぁぁぁ」と独特の目線で食いつきまくり。こちらはもちろんJR東日本商品化許諾済み製品。FUN'S PROJECT MARKETでは、この他の鉄道会社との認可取得も随時進めているそうです。

あずさがエル特急のじゃない!
ほかにも楽しい催し盛りだくさん!
そのほか「ちちぶでぶちち」「踏切時間」「アニメISLAND」の展示、本物のヘッドマークや方向幕の展示もあります。会場1階にあるカフェともコラボしています。カフェでは、ヘッドマークのラテアートが販売されます。コースターもヘッドマークでした。

ヘッドマークのラテアートだ!
“入場券”は中学生以上1000円(税込、以下同)、小学生500円。未就学児は無料です。期間中に何度でも入場できる“定期券”も1500円で販売しています。入場券は透かしが入ったきっぷのデザインでマジ手が込んでいます。いいなぁこれ。定期券はパトレイバー、笑ゥせぇるすまん、ラブライブ!サンシャイン!!の3デザインから選ぶことができます。

これが“入場券”。「入場料のところとかのそれっぽい荒めのギザギザ書体も雰囲気出てていいね。あえてこうしたんだろうねー」(南田さん)
ママ鉄の豊岡さんは「夏休みに子どもとどう過ごすかお悩みの家族にオススメ!」と話していました。よいアニ鉄教育ができますぞ!
アニメと鉄道展
会場:東京アニメセンター in DNP プラザ(東京都新宿区市谷田町 1-14-1 DNP プラザ B1F)
会期:2018年7月18日〜8月19日(休館日:毎週火曜日)
開館時間:11:00〜20:00 最終入場 19:30
入場料:1000円(中学生以上)、小学生500円、未就学児無料
主催:大日本印刷
共催:天夢人
展示協力:関水金属(KATO)、トミーテック
(高橋ホイコ)
(C)松本零士・東映アニメーション (C)不二子スタジオ/笑ゥせぇるすまんNEW政策委員会 (C)2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!! (C)HEADGEAR (C)2015 Frontwing/PROTOTYPE/アニメISLAND政策委員会 (C)里好/双葉社・「踏切時間」政策委員会 (C)SEIBU Railway Co.,LTD. (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」政策委員会
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