違法同人誌アップロードサイト被害者は「違法行為だと理解して」と悲痛な胸の内を告白。
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――「BLDOG」というサイトに広告が出稿されていますが、把握していますか。
占いサイト主:そういうサイトの名前は聞いたことがありません。検索してみますので、URLを教えてください。
(URLを伝える)
――「プレミアムフリーパス」のところには、占いのサイトに登録するとポイントがもらえると書いてあります。どうしてこちらに出稿しているのか教えてください。
占いサイト主:確かに私がやっているサイトの名前が入っていますね。ただこのサイトは今初めて見ました。ポイント型の広告を取り扱う代理店と複数契約しているので、その関係で出稿されているのだと思います。良くないサイトだと思いますので、すぐに広告を落としてもらうよう伝えます。
この取材から間もなく、「BLDOG」はサイト自体にアクセスができないようになり、事実上の閉鎖となりました。この件についてA社に問い合わせようとしましたが、前回取材に応じたO部長は「不在」とのこと。他の担当者も不在とのことでコメントは得られませんでした。
大手通販「資本関係もなく迷惑な話」
また複数の証言を踏まえ、A社と何らかの関係があるとみられる大手通販会社にもお話を聞きました。
――A社との関係を教えてください。
広報:資本関係もありませんし、経理に確認しましたが商取引も一切ありませんでした。
――複数の関係者から、「大手通販会社の経理担当者からA社に対して電話がかかってきたところを見た」という証言があるのですが。
広報:経理にもあらためて確認しましたが、そのような事実はありません。
その後も大手通販の広報担当社は「なぜ自社の名前が出てくるのか。迷惑だ」と話し、A社との関連性をきっぱり否定しました。その一方で情報提供者らは「全く関係がないとは考えられない」「何度も電話がかかってきていた」との証言を繰り返しています。
いまだ止まらない“違法アップロードサイト”への広告出稿
前回の記事を掲載してから本記事を掲載するまでに、A社関連の違法同人誌サイトでは複数の広告が取り下げられたことが確認できました。その一方で7月13日時点では「MEDIAD2(メディアド2)」や「ジーニー」などをASPとする広告の配信が確認されているほか、サイトの更新自体も続いています。
また現在は配信を停止していますが、A社社員の名義でApp Storeに複数の“違法同人誌リーダー”アプリが配信されていたことも確認されており、こちらにも別の広告代理店や出稿主が絡んでいたと考えられています。


広告のタグには「MEDIAD2(メディアド2)」と「ジーニー」がそれぞれ表示されている(サイトTOP画面より)

A社社員の名前で配信されていた複数の“違法同人誌リーダー”アプリ(App storeのダウンロード履歴より)
前回の取材後、A社については「同人誌関連の事業を自社内ではなく、関連会社内で行うことにしたようだ」との情報もありますが、違法コンテンツが法人によって運営されているという状況は変わらず、いたちごっこが続いています。
画像は一部編集部で加工しています。
(Kikka)