千葉工業大学未来ロボット技術研究センターがAI(人工知能)を搭載した可変ロボットバイク「CanguRo(カングーロ)」を開発。デモ映像を公開しています。


カングーロは人間の生活をサポートするロボットとして開発され、2つのモードを切り替えることで、さまざまな場面での活躍に期待できます。
ロイド(ロボット)モードでは映画「スター・ウォーズ」に登場するアンドロイド「R2-D2」のように人間の後ろをついてまわり、ショッピングから友人や家族とのコミュニケーションまで、幅広くサポートしてくれます。


ライド(乗り物)モードでは前二輪、後一輪の三輪バイクに変形。運転は一般的なバイクと同様にハンドルを握って車体をコントロールしますが、旋回時はAIがボディを変形させてサポートしてくれるそうで、スキーのスラロームのような滑らかな挙動を実現しています。

周囲の状況をセンサーで読み取り、リアルタイムに地図を作り上げ、自身の位置情報を確立して行動する独自システムが搭載されており、オーナーからの呼び出しに応えるだけでなく、指定ポイントでオーナーを出迎えるといったこともできるそうです。
サドルに内蔵されたボディソニックスピーカーによる振動で直感的にスピードを感じられるようになっており、ハンドルには旋回時の抵抗をリアルタイムにフィードバックする機能のほか、障害物との衝突を回避するスマートストップ機能など、生活空間での活用を目指して安全面を考慮したシステムも搭載されています。



ロイドモード時は全長55センチ、ライドモード時で全長75センチと非常にコンパクトなボディで、重さは64キロほど。最高速度は時速10キロで、長距離を移動するには物足りないですが、日常生活でちょっとした距離を移動するには十分な速度でしょう。
カングーロは商用化を目指して今後も開発が進められるそうで、そう遠くないうちに家庭や企業、学校、テーマパークなどで活躍する姿が見られるかもしれませんね。
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