都市部から多くの人が一斉に帰省移動し、毎年大渋滞が発生するお盆期間の高速道路。渋滞するのは分かっていても、予定はずらしにくいもの。それでも「うまく避ける」手段はないのでしょうか。

中日本高速道路(NEXCO中日本)名古屋支社が、2018年お盆時期(2018年8月8日〜8月19日)の2018年お盆版の東海地区高速道路渋滞予報を渋滞予測情報サイト「渋滞スイスイNAVI」で公開しました。
NEXCO中日本高速道路ドライブアドバイザーの川島陽子さんによると、2018年予報の大きなポイントは以下の3点だそうです。
- 京都・大阪方面:8月13日以降の上り線(京都・大阪→東京方面)は、新名神よりも「名神」を使うとよい
- 岐阜・長野方面:中央道上り線(岐阜・長野→東京方面)は8月11日〜14日に大渋滞を予測。緩和される「午後」の移動がお勧め
- 静岡方面:他の方面と比べると渋滞は少なそう。新東名と東名、空いている方を事前チェックして選びつつ「午後」の移動がお勧め

2018年はETC休日割引(地方部)の適用日が、通常の休日から前倒しした8月9日(木)と10日(金)に変更されました。これによって需要が分散され、全体的にいくぶん渋滞が緩和されると見込んでいます。8月9日か10日の利用で計画すると、渋滞のピークを避けつつ、ETC休日割引の適用も受けられます。
名神、新名神、東名阪は、東名阪の下り線で8月10日の深夜3時から渋滞がはじまり、13日の24時までほぼ渋滞が途切れないでしょう。一方、名神は夕方以降に比較的渋滞が小さくなります。京都・大阪方面の上り線は、名神、新名神ともに8月13日以降に大きな渋滞が発生するでしょう。ただし「通過時間」に違いがあります。名神は最大20キロの渋滞が発生しつつも約1時間で通過できるのに対し、新名神は最大15キロながらも通過に約3時間掛かります。通過時間を考えると、名神の利用が勧められます。




中央道は、8月11日から14日に需要が集中します。特に13日は恵那IC(インターチェンジ)付近で最大35キロの渋滞が発生し、通過に1時間以上掛かる見込みです。




東名、新東名の下り線(東京→静岡・名古屋方面)は、都心からの移動が増える8月10日の夜から11日の夕方に掛けて渋滞が長く続くと予測。上り線は13日が渋滞のピークですが、それ以降も連日30キロ以上の渋滞が発生するでしょう。



【訂正:2018年7月27日19時 初出時、「ETC」の表記に誤記がありました。お詫びして訂正いたします】
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