阪急梅田駅に併設された商業施設「阪急三番街」に、レゴブロックで作られた「宝塚大劇場」「箕面の滝」「西宮神社福男選び」の3作品が8月11日から展示されています。約800体のミニフィグで表現された宝塚歌劇の世界は圧巻……!
宝塚大劇場
パーツ数4万ピース、総製作時間300時間をかけて作られたのは、タカラジェンヌが勢ぞろいした華やかなフィナーレの瞬間。ステージと満員の観客席を見事に再現し、宝塚の象徴である全26段の大階段や舞台を華やかに彩る電飾も細やかに表現しています。





また舞台に上がるトップスターの手には「シャンシャン」が握られているほか、それぞれの衣装も厳選したパーツで再現されています。“これぞ、宝塚”が凝縮されている……!



箕面の滝
続いては、パーツ数6万ピース、総製作時間400時間を掛けて作られた「箕面の滝」。大阪府箕面市の「明治の森箕面国定公園」にある箕面の滝は、日本の滝百選にも選ばれた名所です。鮮やかに紅葉するもみじと荘厳に流れる滝、そしてそれを眺める人々という美しい光景が繊細に表現されています。また紅葉をよく見ると、箕面に暮らすサルたちの姿も。レゴブロックのグラデーションと、ミニフィグを生かした作品となっています。




西宮神社福男選び
そして最後は、パーツ数3万ピース、制作時間250時間を掛けて作られた「西宮神社福男選び」です。毎年1月10日朝6時にスタートし、その年の「福男」を選ぶ西宮神社の「開門神事」を再現した力作。風情ある西宮神社の鳥居や通称「審判の楠」をはじめとした全長200メートルのコースを、スタート、中盤、ゴールと各シーンを切り取って再現しています。中には仮装している人や転倒している人もいて、臨場感が感じられます!








制作を行ったのは、日本唯一のレゴ認定プロビルダーに認定されている三井淳平さん。灘高校在学中に「TVチャンピオン レゴブロック王選手権」で準優勝した後、東京大学で「東大レゴ部」を創部した三井さんは、日本のレゴファンから「神」と称されています。

制作者のレゴ認定プロビルダー、三井淳平さん
各作品は2016年8月に展示を終了した阪急三番街北館1階の「かわいい水族館」跡に2017年4月27日からオープンしている「HANKYU BRICK MUSEUM」にて展示中。3作品のほかにも、「阪急梅田駅」「阪急・阪神沿線の街並み」といった作品が展示されているので、見に行ってみてはいかがでしょうか。なんだかまたレゴやってみたくなったな〜!
(Kikka)
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