ソニー、ソニーペイメントサービス、タクシー会社5社(グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ)は、2018年5月に準備会社として設立した「みんなのタクシー」を事業会社に移行したと発表しました。
みんなのタクシーは、ソニーが持つAI(Artificial Intelligence:人工知能)技術とイメージング/センシング技術を活用し、配車、決済代行、後部座席広告などのタクシーサービスを提供するタクシー×ITの融合型サービス。2018年度内にサービス開始予定としています。

ポイントは、AIによる需要予測と共通プラットフォームによってタクシー会社の枠を超えて配車サービスが使えるようになること。タクシー事業者としても、需要予測に沿った効率的な配車展開ができ、また、決済手段の多用化対応やグローバル対応も容易に図れるとしています。決済手段は、ソニーペイメントサービスが共通して決済代行サービスを提供します。

同社は今後、都内を中心に営業するタクシー会社5社以外にも全国のタクシー事業者が利用できる環境を整えて、参画タクシー会社を増やしていきたいとしています。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックを機会に、国内外問わず旅行者の交通サービスへの需要が急増すると予測されています。ソニーのAI技術はこの重要な交通・社会インフラをどう効率化し、最適化してくれるのか、今後の展開に期待です。
(カナブンさん)

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