日本人なら誰でも知っている偉人、源頼朝。「みなもとのよりとも」と読みますが、この「とも」という読み、よく考えると不思議じゃないですか?

日本史を習うと「朝」を「とも」と読むのは当然のように思いますが、通常、漢字辞典には「とも」という読みはありません。文化庁が告示した常用漢字表にも、やはり載っていません。
知っていないと読めない名前なんて、まるで近年、話題を集めた“キラキラネーム”のようですが、どこが違うのでしょうか。
advertisement
流行すれば読める
「朝=とも」のように人名に使われる特殊な読みは「名乗り」などと呼ばれています。「和」を「かず」と読むのもこの一例。見慣れているから気付かないだけで、現代でも名乗りは数多く見られます。

これらは確かに元の漢字にはない読みで、なぜそう読むかが分かっていないことも多いです。しかし、世間に広まり定着したら、ちゃんと読んでもらえるようになります。
源頼朝も、もしも「とも」という読みが広まっていなければ、「読み方が分からない変わった名前」といわれていたかもしれません。逆に言うと、現在の“キラキラネーム”も、いつか「誰でも読める、よくある名前」に変わるかも。
advertisement
参考文献
漢字の名乗り訓(名前に使われた漢字の訓読み)を調べるには – リサーチ・ナビ|国立国会図書館
advertisement
コメントランキング
「FNS歌謡祭 第1夜」であなたが良かったと思うアーティストは?【人気投票実施中】 | 音楽 ねとらぼリサーチ
今川焼? 大判焼き? あの“円形の厚焼き和菓子”の名前は? 47都道府県別・呼び方の勢力図を公開!(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「ベストヒット歌謡祭2025」で良かったアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
2025年「NHK紅白歌合戦」の「白組」出場歌手で楽しみなのは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
岩手県の「おいしいお土産」10選! 一番うまいと思うのは?【人気投票実施中】(2/2) | 岩手県 ねとらぼリサーチ:2ページ目