Netflix映画にヤクルトが登場するシーンが話題になり、海外で注目を浴びています。中にはその効果によりヤクルト社の株価が約2.6%上昇したとの分析も出ているほど。

世界38の国と地域で販売されています(画像はヤクルト本社公式サイトより)
きっかけとなったのは8月17日から全世界で配信されているNetflixオリジナル映画「好きだった君へのラブレター」の1シーン。同作は女子高生の主人公ララ・ジーンのこっそり書き溜めていた5通のラブレターが、なぜか本人たちに渡ってしまうというラブコメディー。手紙を受け取った本命の相手への態度をごまかすため、さほど好きではないピーターとの偽装交際が展開されます。
ヤクルトが登場するのは、ララ・ジーンが妹とピーターの3人でドライブに出掛けるシーン。ピーターが初めてヤクルト※を1口飲み「すげ、うまいじゃん!」と反応する姿に、視聴者が予想以上の食いつきを見せたようです。
※作中だと「ヤクルト」の商品名では呼ばれませんが、特徴的な容器の形はどう見てもヤクルトです。

おいしそうにヤクルトを飲むイケメン、ピーター(本編36分あたり)
海外では認知度に地域差があるヤクルトですが、Netflixフィリピン公式Twitterは「ピーターがヤクルトを飲んだことなかったなんて信じられない」とツイート。この投稿には5000件以上のRTが集まり、海外のユーザーからは「若いときによく飲んでました」「母が大好きです」「ヤクルトはおいしいけど、メキシコだとなかなか売ってないんですよね」といった反応が寄せられています。
Netflixフィリピンが反応
メキシコだと入手が困難だったらしい
「若いときによく飲んでました」
「母がヤクルト大好きです」
「映画を見たあと何パックか買っちゃいました」
「娘たちが日曜に2パック買って帰ってましたよ」
また、作中でヤクルトを愛飲する妹は、ヤクルトのことを「コリアン・ヨーグルト・スムージー(日本語吹き替え版では「韓国のドリンク」)だよ」と紹介したことで、ヤクルトファンの視聴者らが「1930年代に誕生した歴史ある日本の商品」と詳細を布教して回る現象も起こっています。
一連の盛り上がりについてヤクルト本社に問い合わせたところ、「話題になっているのは報道やWeb上での反応を見て知っています」と、評判は届いている様子。売上激増が事実かについても聞いてみたところ、「ヤクルトは38の国と地域で販売されているため、映画によって売上が伸びているかどうかを一概に計測するのは難しく、把握できていません」とのことでした。
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