メルセデス・ベンツは9月10日(現地時間)、次世代の都市交通を意識した自動運転EVのコンセプトカー「Vision URBANETIC」を発表しました。

Vision URBANETICは、自動運転時代の到来に向けた次世代車の方向性を示すコンセプトカー「Vision」シリーズの一環です。圧倒されるデザインや走行性能とともに、ユーザーの“感覚”に訴える提案を盛り込んだスポーツEV「Vision EQ Silver Arrow」(関連記事)などのモデルも発表しています。今回のVision URBANETICは、新世代の都市交通と可搬シーンを想定し、ある時は小型バスに、またある時はトラックとして利用できるよう、用途に応じて手軽に変身できる機能を盛り込みました。
どのように複数の役割に適したクルマに変身するのか、その仕組みは大胆ながらもシンプルです。モーター、バッテリー、制御システム、動輪などの走行機能だけをコンパクトにまとめたものを基本シャシーとし、ボディー全体を丸ごと載せ替えられるようになっています。自動運転なので基本シャシーに人間のための操作系や装備は不要。パワートレインの設計自由度が高いEVで、自動運転車の多目的用途に適応できるメリットを生かせそうな構造といえます。

「バス仕様」のボディーは、タマゴ型の形状と網目のような模様が歌舞伎の化粧のようで、なかなかコワモテです。定員は12人で、都市部の短距離輸送に適したコミューターとしての活用を想定します。一方の「トラック仕様」のボディーはコンテナのようなシンプルな外観です。やはり……ヘッドライト部のデザインからちょっとオラついちゃっている印象を受けてしまいますが、上下に分割された積載スペースにパレット10個分程度の貨物を積載できます。
ちなみに、これらボディーの載せ替えや管理もITによって自動化されます。複数台のVision URBANETICと専用ボディーを用意しておけば、リアルタイムの需要に合わせて旅客輸送と貨物輸送、両方の効率化が計れるというわけですね。

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