ワタベウェディングはこのほど、男性200人(未婚100人、既婚100人)と女性200人(未婚100人、既婚100人)を対象に実施した「結婚と名字に関するアンケート調査」の結果を報告しました。

「結婚後、自分と結婚相手どちらの名字を名乗りたいですか?(または名乗りましたか?)」と質問したところ、未婚男性では82.0%が「自分の名字」を名乗りたいと回答。実際、既婚男性では91.0%が「自分の名字」を名乗っていることが分かりました。
では女性はどうでしょうか。未婚女性の34.0%が「自分の名字」を名乗りたいと回答しています。ですが既婚女性では、17.0%しか「自分の名字」を名乗っていません(なお、2016年の調査では約9割のカップルが夫の姓に変更しているので、この調査結果の数字でも多いほうです)。
「夫婦別姓を選択したいと思いますか?」という問いには、全体で約4.5人に1人となる22.3%が「はい」と回答しました。「はい」と答えた既婚男性は13.0%で、未婚男性の31.0%より18ポイントも低い結果に。男性は結婚すると、名字への意識が薄くなってしまうかもしれませんね。

また、女性では、夫婦別姓を選択したいと答えた既婚女性が18.0%であるのに対し、未婚女性では9ポイント高い27.0%という結果になりました。男女ともに「いいえ」と答えた割合が多いものの、未婚者のほうが夫婦別姓を選択したいと考える割合が高いことが分かりました。
「夫婦別姓を選択したい」と答えた理由はどのようなものでしょうか。男性は未婚・既婚ともに「どちらでもいい」が1位。続いて「相手が望むならそうしたい」「仕事上都合が良い」「どちらかの名字が変わらないといけないのは非合理」といった回答がありました。
女性からは、「自分の名字に愛着がある」「(夫と)同じ名字である必要性を感じない」といった回答が未婚者・既婚者ともに多い結果に。未婚女性は「手続きが面倒だから」といった現実的な理由、既婚女性では「相手の名字が嫌だから」という回答もありました。

一方、「夫婦別姓を選択したくない」と答えた理由について、男女ともに、「あまり考えたことがない」や「家族になったから同じ名字がいい」という回答が上位を占めました。また、女性からは、「別姓にする必要を感じないから」という回答が上位に挙がった他、「子どもへの影響」という回答もありました。

結婚して名字が変わった人を対象に、「名前の変更手続きは大変でしたか?」と尋ねたところ、60%以上の人が結婚後、名前の変更手続きが大変だったと感じていることが分かりました。

また、具体的に大変だったことを複数回答で尋ねたところ、「銀行口座」(48.9%)と答えた人が最も多く、2位「運転免許証」(40.2%)、3位「クレジットカード」(27.2%)と続きました。現状、この手続きの大変さを味わっているのはほとんどが女性側です。
ちなみに、自由回答で「憧れの名字は何ですか?」と尋ねたところ、さまざまな名字が寄せられました。憧れの名字1位となったのは、「五十嵐」でした。続いて2位に「佐藤」、3位に「伊集院」「田中」、4位に「橘」、5位に「山田」「西園寺」「藤原」がランクインしました。

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