なくなったらさみしい。
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進化する5円チョコの象徴「大人のごえん」

去年、ハイカカオ系(カカオの含有量が多いチョコレート)がブームになってるときに、「大人のごえん」っていうのを出したんだよ。ブランデーが入ってるから、1.8%のアルコールが含まれてる。
――“こどものお菓子”というイメージの5円チョコで。冒険ですね。
だから売れなかったんだよ。
――(笑)。やっぱり、新規のお客さんを開拓しようと?
うん、そういう狙いはあった。ダンディな感じのパッケージで。
――通常版の方にもココアパウダーが入るようになったのは、大人客を意識されているのですか?
うん、多少はあるかもしれないね。

9月に新発売、約300個入った「メガごえん」

――そして新商品の「メガごえん」。約300個のチョコが1パッケージに入っています。大きいですね……!
これはずっとやりたかったんだ、昔から。アイデアだけは持ってたんで、無理やり作った。

――確かにTwitterなどでも盛り上がりそうだなと。
いくら盛り上がったって、ウチが商売にならないと(笑)。ただ生産性は良いんだ。ほぼ同じショット数で100円のものが1500円のものにできるから。製造加工費がずいぶんコストダウンになる。
それでも儲かるような商売じゃないけどね。でも楽しさを伝えたいっていうほうがメインで、これで儲けようなんて全然思ってないから。
「ごえんがあるよ」は盲腸みたいな存在
――この「ごえんがあるよ」ってチロルチョコ株式会社にとってどんな存在ですか?
「盲腸」みたいなものかな。あってもなくても良いんだけど――盲腸って昔は、全然余計なものっていわれてたけど、今は何かしらカラダの役に立ってるとされてるらしいから。
――今日いろいろおっしゃったお話を振り返ってみると、そのたとえもしっくりきますね。一見不必要に思えるけども、実は役に立っているんじゃないかと。
なくても良いんだけど、ないとさみしいんだよね。
(了)
画像提供:チロルチョコ株式会社
(辰井裕紀)