ねとらぼ
2018/11/27 07:30(公開)

ICカードで買い物できるけど駅では使えない街「函館」 マニアックなあるある描く漫画にあふれる函館愛

バスや市電では使えるのに……。

 札幌から車で5時間、JRで4時間、北海道南端の渡島半島南東部に位置する街「函館」。函館港、街並み、五稜郭や夜景などで有名な街ではありますが、なにやら謎な部分もあるのだといいます。そんな函館の謎とよさを描いた漫画が反響を集めています。


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函館駅ではICカードが使えないので旅行のときは注意


 作者は札幌近郊在住の道央民で、函館のことが大好きなくう(@yuduki_emi)さん。函館は何度行っても楽しい街だといいます。でも、JR函館駅ではいまだICカードが使えず、北海道新幹線が開業しても新函館北斗駅〜函館駅はICカード対応にはならなかったのです。

 北海道には「Kitaca(キタカ)」というICカードがあり、全国のICマークのある鉄道やバスは利用できるのですが、道内での利用可能エリアはまだ狭く、現時点でJR函館駅では利用できません。


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JR函館駅ではまだICカードは使えません


 反面、市電とバスは完全にICカード対応。Kitakaも使えるし、西日本鉄道のICカード「nimoca」も使えます。九州地方を中心とした各地域の鉄道やバス事業者で導入されているICカードです。使えるエリアを見てみると、福岡、大分、佐賀、宮崎と函館となっています。唐突に函館。なぜなんだ……。

 デパートでも駅ナカのごはん屋さんでもICカードでの支払いOK。函館ではお年寄りもICカードを使いこなしているようです。


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市電とバスはICカード化(※漫画の中では「市バス」と書かれていますが民営との指摘がありましたので記事では「バス」と表記しています)



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デパートや駅ナカショップなどでも使える


 そして、駅ではKitakaを使えないのに駅のおみやげ屋さんではkitacaグッズを売っているという謎っぷり。函館は観光客も訪れる街なので、JRでもICカードが使えるかと思いきや使えない。街では九州のICカード「nimoca」も使えちゃう……と、謎な部分もありますが、おいしい食べ物と異国情緒あふれる街並み、美しい夜景や歴史、ラッキーピエロ、イカなどがある函館に「ぜひお越しください」と作者は結んでいます。


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行こう、函館


 作者のくうさんはTwitterで漫画などを公開しています。函館の漫画を読んだ読者からは各地のICカード事情なども寄せられ、共感を得ています。

画像提供:くう(@yuduki_emi)さん

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