ファミリーレストランのガスト公式Twitterアカウントが12月25日に公開した広告動画が、実に“分かっている”と共感の声を多数集めるほどの人気になっています。レストランとしては稼ぎ時なクリスマスに一体どんな動画を……と思ったら、広告の常識を覆す斬新な内容となっていました。そうそう、こういう言葉を待っていたんですよ。
多くの共感を呼んだ動画
このツイートから大きく話題になりました
この動画は、20時24分とクリスマスも終わりかけの時間帯に、「そろそろクリスマスも終わります。どんなクリスマスでしたか? 明日からまた少しの間『日常』が戻ってきますね。またいつものガストでお待ちしています」というコメントとともに投稿されました。
動画は若い男女がクリスマスデートをしているシーンから始まるのですが、シャンパン、スーツ、ディナー、ワイン、デザート、ネックレス……とどんどんデート費がかさんでいきます。ついにはデート費が20万円近くにまで達してしまい、男性は「クリスマス・ギブ!」と音を上げてしまいました。

奮発しています

服装もバッチリ

奮発……して……

うぐっ……

ぐはっ

ぐはぁ

おうふ……

18万3200円なり

限界!
ここでテロップが流れるのですが、その内容が「クリスマスは年に一回の大切な日。彼女のためにも、ガストで過ごしてとは言いません。でも、26日からお二人が気軽に楽しく過ごせる価格でお待ちしております」「がんばれ! みんな!」というもの。そう、あえてクリスマスは別の高級店で過ごしてもらってもよいと、譲っているのです。

多くの人の共感を集めたテロップ

クリスマス後はリーズナブルなお店で……
この動画にリプライ欄などでは、「普段はガスト行かないのに『またガスト行きたい』って思ってしまった」「無理しない、最後のコメントがすてき」「この不景気にこんなに頑張れる若者は勝ち組」「非日常のクリスマスより『日常』に目を向けた広告、すきだな」「良いCMですね」「ユーモラスかつ逆転の発想でとんちの効いた内容だと思います」「わかるわーww」といった声が寄せられていました。
普通であれば「ぜひクリスマスはガストで!」というところを、あえて外したこの広告。どのような発想のもと作られたのか、ガストを運営するすかいらーくホールディングスの広報に話を聞きました。
―― この広告はどのような思いで作ったものなのでしょうか。
すかいらーくホールディングス:ガストでは食事での利用はもちろん、食事以外で「場」として利用される方も多数いらっしゃいます。さまざまなシーンで利用していただきたいというメッセージを以前から発信しており、今回の動画もその流れをくんで作成いたしました。
実際にはクリスマスにもぜひお越しいただきたいというのが本当のところですが、お客さまの目線に立った結果今回の形になった、というところもあります。
―― 反響についてはどう思いますか。
すかいらーくホールディングス:冥利に尽きるところです。「面白い」というコメントが来るかと思っていたため、共感の声が多数寄せられたのは予想外なところもありました。
―― 例年ガストではクリスマスの客足はどうなのでしょうか。
すかいらーくホールディングス:クリスマスだからといって、通常の営業日よりも大きく増えるようなことはありません。今回の広告を作成したのは、こういった事情もあってのものでした。
多くの人がガストに望んでいることを自ら発信してくれた感のある今回の動画は、ユーモアと的確なマーケティングから生まれたものだったようです。こういった広告が多くの共感を呼ぶのは、クリスマスムードや商戦に世間がへきえきしていたという部分もあったのかもしれません。
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