2018年末からイケアで販売されているサメのぬいぐるみが謎の大ブームとなっています。謎と言いつつ、眺めているとジワジワかわいく見えてくる不思議。

商品名はスウェーデン語でヨシキリザメを意味する「ブローハイ(Blåhaj)」。サメのシャープな格好良さと、ぬいぐるみとしての愛らしさが同居する絶妙なデザインになっており、サイズは長さ1メートルとなかなかの迫力です。この大きさにもかかわらず価格は1799円とリーズナブル。


日常空間に置くとインパクトが抜群で、Twitterではなぜか食卓の椅子に礼儀正しく着席しているサメや、オフィスの会議室でずらっと並べられたサメなど、どこかシュールなシチュエーションで撮影された画像が人気。
この生活感
かわいい
街で持ち歩くだけで楽しい
ついでにヴィレヴァンのサメの寝袋も話題に
またイケア店頭でもユニークな展示がされているようで、正月風に正装をしたサメや、子ども用ベッドで寝かしつけられているサメの画像なども拡散されています。
イケア店頭でのユニークな展示
子ども用ベッドでスヤァ……
水揚げされるようにして会計レジへ
「Yahoo!リアルタイム検索」で確認すると、日本で話題になりはじめたのは2018年12月27日。29日には1万1700件以上のツイート数を記録し、その後2019年1月3日に8000件、10日に1万6600件と繰り返し劇的な伸びを見せています(「サメ IKEA」のワードで1月10日に検索)。
12月27日に発端となったツイートは、海外で話題になっていた写真を紹介する形で投稿されたもの。公演のベンチでマフラーを巻きコーヒーを飲むサメの写真や、お店のショッピングカートに大量につめられたサメの写真などが爆発的に拡散されました。

ブームのきっかけになったとみられるツイート
とどまるところを知らないサメの盛り上がり。この空前のブームについて、イケア・ジャパンに聞いてみました。
イケア「12月下旬は売り上げ個数が1.5倍に」
――日本でのブームは把握されていますか?
広報:存じ上げております。昨年(2018年)、ロシアのインスタからじわじわと人気が広がり、現在多くの国で話題になっていると聞いています。
――昨年末から日本でのサメのぬいぐるみの売上に変化はありますか?
広報:12月下旬は売り上げ個数が1.5倍に伸び、特にオンラインストアでの売り上げが上位になりました。
――サメのぬいぐるみはいつごろから販売しているものなのでしょうか? 一度販売終了したものの、署名活動によって復活したという話もありますが。
広報:署名活動についての記録がなく弊社では認識しておりません。レッツプレイキャンペーン用の商品として2016年10月〜2017年2月まで展開。大変人気だったので2017年10月に通常商品として復活しました。
ネット上では署名活動を受けて販売中止を撤回したとの情報もありましたが、イケアによると当初から人気の商品で、2017年10月には通常商品として定番のアイテムになっていたとのこと。
昨年12月下旬時点で売り上げが1.5倍に伸びたそうですが、現時点でTwitter上での言及数のピークは1月10日であることから、今後さらに販売数を伸ばしてきそうです。
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