意見や行動が“みんな同じ”なクラスが嫌いな女の子を描いた創作漫画「ひとりの私とカトリシア」が、「感動しました」「良い漫画」「もっと広まって欲しい」と好評を博しています。作者は漫画家のちみ(@chimi_manga)さん。

主人公の浅井佳奈は、小学校4年生で学級委員長をしています。委員長だけど、自分のクラスは大嫌い。なぜなら、学級会で決を採っても満場一致、職場体験の感想もみんな同じ「楽しかった」、学校訪問に来たキャラクターへの質問も同じ、遠足でトイレ休憩があれば佳奈以外みんながいなくなる――とみんなの意見も行動も同じだから。佳奈が委員長になったのも、彼女を推薦した生徒に他の全員が賛成したからでした。

「思考ゼロで押しつけないでよ」「このクラスのみんなは“みんな”であって個人ではない」「“みんなと同じ行動をとること”はそんなにも大事なの? 変だよね」と、“みんな同じ”に疑問を抱き、クラスで孤立している佳奈。彼女のクラスにある日、カトリシアという女の子が転校してきます。


転校生に対して“みんな”が取った行動は「放っておく」。佳奈は誰にも案内してもらえないカトリシアを助け、2人は仲良くなりますが……佳奈を気に入らないクラスメイトはそれを見て、2人を引き離そうとカトリシアに声をかけます。佳奈も仲間に入れたいカトリシアに、クラスメイトは「ダメ」。「あいつウチらの事嫌ってるから(笑)」「ウチらがクラスの空気作ってやってんのに」――その会話を聞いた佳奈は、カトリシアも“みんな”に吸収されてしまったと肩を落として学校をあとにします。

「元気でね、カトリシア」と心の中で別れを告げた佳奈。しかしそんな彼女を呼び止めたのはカトリシアでした。佳奈の悪口を言うクラスメイトを教科書の角で殴って逃げてきた、と告げる彼女に、吹き出しながらも、一緒に謝りに行こうと話す佳奈。「2人で行けばなんとかなるよ」と涙を浮かべながらカトリシアの手を取るのでした。


Twitterでは、佳奈と同じような経験をしたという人から「共感した」といった声が寄せられ、「大勢の気が合わない人間より一人の自分を肯定してくれる人間が良い」「ずっと思ってることを絵にしてくれた素晴らしい漫画」と称賛する声も見られます。
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