平安時代に成立したとされる長編小説「源氏物語」。物語は全54巻に分けられるそうですが、その中には“本文が全く書かれていない巻”があるということをご存じですか?

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解説
「源氏物語」の1〜41巻は、主人公・光源氏の生涯を描く「正編」。以降の巻は「続編」などと呼ばれ、物語の中心的な人物が源氏の子どもとされる薫に代わります。
この正編、続編のあいだにある巻は「雲隠(くもがくれ)」という題名で知られているものの、本文がないのだとか。「雲隠れ」が死を遠回しにいう表現であることなどから、光源氏の死を象徴したものだといわれています。
ちなみに、国研出版によれば、「雲隠」巻が成立したのは鎌倉時代以降で、源氏物語の作者・紫式部ではなく、後世の人が付け加えたものだとしています。
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主要参考文献
- 「雲隠」の巻は原作にあったのか(国研出版)
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