サイゼリヤは4月10日、2019年8月期(18年9月〜19年8月期)の連結業績予想を下方修正すると発表しました。本業のもうけを示す営業利益は、従来予想から4億円減の91億円にとどまる見込みです。

パスタなどイタリア産食材をもらえることで人気だった株主優待も変更。「輸送費の高騰などのため」として、優待品の選択制を廃止し、食事券のみとなります。100~500株未満が2000円(500円券×4)、500~1000株未満が1万円(500円券×20枚)、1000株以上が2万円(500円券×40)です。

サイゼリヤの18年9月〜19年2月は、既存店(2月末時点で1040店)売上高、同客数とも前年割れが続いています。同期の売上高は、従来予想から15億2200万円減の755億7700万円(前期比1.0%増)で着地。これが利益を押し下げる上、不採算店の減損損失を計上したことで、最終利益は従来予想から6億3700万円減の18億2600万円(前期比19.7%減)にとどまりました。


同期を踏まえて下方修正した19年8月期通期の見通しでは、売上高は従来予想から10億円減の1588億円、最終利益は13億円減の46億円にとどまる見通しです。前期から増収と営業増益を確保するものの、最終減益となります。
サイゼリヤが不振に陥っている背景として、「ファミレス」という業態からの消費者離れや“ちょい飲み”市場の競争激化、禁煙の影響、支払い手段の多様化に乗り遅れている──といったことが言われており、「会社四季報」(2019年春、東洋経済新報社)は「人手不足で混雑時の機会損失拡大」と指摘しています。売り上げが頭打ちになる中、原材料費の高騰や人件費増も利益にインパクトを与えているようです。株価も2018年1月をピークに下落が続いています。

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