Twitterに投稿された漫画「不器用なおばあちゃんと妻が大切なおじいちゃんの話」がとてもすてきです。作者はさだうおじ(@sadauoji)さんです。


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失敗をすてきな思い出に変えてくれるおじいちゃん


 おばあちゃんが食器を洗っていると「洗うのは私がやるよ」とおじいちゃんが手伝いに来てくれます。ところが食器を渡そうとしたおばあちゃんは手を滑らせてしまい……45年前にあった出来事がフラッシュバック。

 45年前、おばあちゃんは食器を割ってしまい、泣きながら謝っていました。すると当時のおじいちゃんは「そんなことよりけがは!?」とおばあちゃんの心配をします。怒らない理由を尋ねると「君が無事ならそれで十分だ」とおばあちゃんを気遣うおじいちゃん。茶碗は友人の金継ぎ職人に頼んで直してもらうことになりました。


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45年前のことを思い出すおばあちゃん



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「君が無事ならそれで十分だ」にキュン


 そんなことを思い出していたおばあちゃんでしたが。一方現代では、落としそうになった茶碗をおじいちゃんがキャッチしてくれていました。

 何度も割って、金継ぎだらけになった茶碗。おばあちゃんが「こんなじゃいつかあなたのお茶碗金ぴかになっちゃうわ……」と言うと、おじいちゃんはやはり笑顔で「それは豪華でいいじゃないか」と言ってくれるのでした。こんな関係、すてきすぎる!!


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45年間もおばあちゃんが落としそうになった茶碗をキャッチしてきたのかもしれない



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「金継ぎだらけ」に愛が詰まってる


 一方、別のエピソードでは2人は何やら不穏な空気。どうやら、今年のおじいちゃんの誕生日におばあちゃんが手作りケーキを作ると約束したものの、ひどい出来なのでおじいちゃんに見せたくないようです。おばあちゃんは「やっぱり谷口さんの奥さんに作ってもらうわ」と言いながら、頑として冷蔵庫の前をどこうとしません。

 不器用さが原因でいつも迷惑ばかりかけているからこそ、誕生日くらいすてきなケーキでお祝いをしたかったというおばあちゃん。それなのに、よりによって手作りがいいとリクエストしたおじいちゃんに「今までの仕返しなの!?」と取り乱します。おじいちゃんはおばあちゃんの手を取り、困らせるつもりではなく、一度でいいから好きな人が作ったケーキを食べたかったんだと伝えます。


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今年の誕生日はおばあちゃんの手作りケーキのはずだったけど……



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1度でいいから食べてみたかったおばあちゃんのケーキ


 「好きな人って私…?」と頭にハテナマークが浮かぶおばあちゃん。おじいちゃんとはお見合いで、仕方なく結婚してくれたのだと思っていたようです。それを聞いておじいちゃんは、「ひ…一目ぼれだったんだ」と、秘めていた気持ちを明かします。これにはおばあちゃんも顔が真っ赤。

 結局、おばあちゃんのケーキが食べられたおじいちゃんは、過去最高のプレゼントだと喜びます。すると、おばあちゃんは今度は自分のために作ってくれないかと訪ねます。そして、作ったことないからどうなるか分からないというおじいちゃんに、「どんなでもいいわよ 好きな人が作ってくれたものなら!」と伝えるのでした。愛、深し!


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おじいちゃん一目ぼれだったのね〜



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「好きな人が作ったものならどんなものでもいい」がすてき


 おじいちゃんの思いやりたっぷりな所はもちろん、おばあちゃんのちょっと天然で少女のようなかわいらしさも魅力的。2人の空気が温かくやさしくて、やりとりにいちいちキュンとしてしまいます。こんな風に年を取れたら……理想の夫婦です!

 この漫画を読んだ読者からは「同じ幸せを当然のように重ねていける夫婦、憧れます」「年とっても・・・自然とお互いを思いやれることこそが『愛』」など、二人の関係性に憧れるというコメントが届いています。

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画像提供:さだうおじ(@sadauoji)さん