5年前から妻に肉体関係を拒否されている上に、娘が成人したら離婚したいとまで言われている男性からの相談。「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは5月14日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。

パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン
ここだけ聞くと、家族のために必死で働いてきた夫に対し肉体関係を拒絶し、子育てが一段落したら熟年離婚しようともくろんでいるヒドイ妻……みたいなイメージが浮かんでしまうが、どうやらそんな話ではないようだ。
妻と「仲良く暮らしていきたい」……けどセフレがいる
相談者は50歳の男性。同じく50歳の妻と26年前に結婚し、長男24歳、次男20歳、長女14歳と3人の子どもがいる。長男と次男は既に家を出ており、相談者も2カ月前から単身赴任中。相談者いわく、単身赴任となる以前、5年前から「とにかくイヤだ」の一点張りで肉体関係を拒絶されるようになったため夫婦仲が悪くなってしまったという。
「私もちょっと意味が分からなくて……」
と言う相談者だが、強いて原因を考えると、16年ほど前に浮気をしたことがあり、それをいまだに根に持っているのではないか? とのこと。その時は、浮気開始から2〜3カ月でバレたのに、そのまま1年間浮気し続けていたようなのだ。
「そりゃあ、かなり怒り心頭でしょうね。普通はバレたらすぐにやめるじゃないですか」
今井通子の口調がいつもにも増してトゲトゲしい!
次男と若干年の離れた長女が現在14歳ということは……。16年前から浮気をはじめ、バレたにもかかわらず1年間継続したせいで夫婦仲がかなり険悪になったものの、長女が生まれたことでウヤムヤに……なんて勘ぐってしまう。
子育てに追われる中で平静を保っていた妻も、長女が小学生高学年となり、手が離れてきたところで思い返してみたら……といった感じだろうか。
「以前のように仲良くですね、暮らしていきたいんですけれども、私がどういう風な身の振り方をすればいいのか。そこを相談したかったんですけども」
こんなことを言っているが、なんとこの相談者、昨年からまたセフレを作って浮気をしているのだ(現在も継続中)。妻とのセックスレス状態でやむなく、という気持ちも分からなくはないが、セフレとよろしくやりながら、妻とも「以前のように仲良く」とはムチャな話だろう。

相談者「妻もセフレもキープしたい」リスナー全員が「その前にやることがあるだろッ!」と突っ込んだはずだ イラスト/北村ヂン
涙声で妻への思いを訴えるが……
この日のアドバイザーは弁護士の坂井眞。
「『仲良くしたいんだ、本気で』って言いながら、片っぽで別の女性とは肉体関係を持ち続けて。いいとか悪いとかじゃなくて、矛盾していることは分かりますよね?」
坂井弁護士の口調からも若干「何を言ってるんだコイツは」感がにじみ出ている。相談者は「妻の気持ちを変えさせるいい方法を教えてもらいたい」と考えて電話をかけたようだが、リスナー全員が「その前にやることがあるだろッ!」と突っ込んだはずだ。
「だとしたら、そっち向きじゃないことは止めた方ががいいよね?」
「えっと……他の女性との関係をっていう……?」
その通りだよ!
妻と以前のように仲良くやっていきたい。でも、妻が肉体関係を拒絶し続けるならちょっと考えちゃうな……。そのためにセフレはセフレで一応キープしておきたい。相談者の考えはこんな感じなのだろう。
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