幻冬舎の見城徹社長が自身のTwitterで作家・津原泰水さんの部数を公表した騒動について、同社公式サイト内に謝罪文が掲載されました。

(「お詫び|株式会社幻冬舎」より)
2019年1月、見城社長と津原さんは、幻冬舎から刊行された書籍『日本国紀』(著:百田尚樹)のWikipedia転載などを巡り対立。5月に入り津原さんは、幻冬舎から刊行予定だった文庫本が発売中止になったことを明かし、さらなる波紋を生みました。
これを受け見城社長は「津原泰水さんの幻冬舎での1冊目。僕は出版を躊躇いましたが担当者の熱い想いに負けてOKを出しました」としながら津原さんの著書の実売部数を公表。謝罪文は、この投稿について「実売部数という出版社内で留めておくべき内部情報を、今回、見城が独断で公にしてしまったことに対して弁解の余地はありません」「作家の信頼性を著しく損なう言動であり、社長はじめ、社員一同、深く反省しております」と謝罪する内容となっています。
お詫び
「今、僕のツイッターが騒動を起こしています。
これはひとえに僕の傲慢と僕の怠慢が引き起こしたものだと思っております。
作家の部数を公表したというミスを起こしてしまいました。公表した作家の方に心からお詫び申し上げます」
上記は5月19日(日)放送のAbemaTV「徹の部屋」番組冒頭の見城徹の謝罪です。
弊社代表取締役社長・見城徹が、弊社から発刊した作家・津原泰水氏の単行本2冊の実売部数を5月16日(木)、Twitter上に投稿し公開してしまいました。
実売部数という出版社内で留めておくべき内部情報を、今回、見城が独断で公にしてしまったことに対して弁解の余地はありません。
改めて津原泰水氏にお詫び申し上げます。
この件は出版社として、作家の信頼性を著しく損なう言動であり、社長はじめ、社員一同、深く反省しております。
皆さまからの様々なご意見・疑問にこれですべてお答えできたとは思っておりませんが、今後、作家のみなさま、並びにその先にいる読者のみなさまに対し誠意を尽くして、信頼を回復していけるよう鋭意努めて参る所存です。
令和元年5月23日
株式会社 幻冬舎 代表取締役社長 見城徹
幻冬舎 社員一同
なお見城社長は、謝罪文が公開される前に自身のTwitterで「編集担当者がどれだけの情熱で会社を説得し、出版に漕ぎ着けているかということをわかっていただきたく実売部数をツイートしましたが、本来書くべきことではなかったと反省しています」と謝罪し、問題のツイートを削除。あわせてTwitter引退を宣言していました。

見城社長のTwitter。「僕のツイートはこれにて終了します」の投稿を最後に更新を終了
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